このページは、CSSの達成方法のためのユーザーエージェントサポートノートを記載する。
フォントサイズがポイント (pt) やピクセル (px) といった絶対単位 (あるいは事実上の絶対単位) で指定されている場合、Internet Explorer 7以前では、メニューコマンドの「文字のサイズ」でテキストのサイズ変更ができない。 (訳注: 厳密には、ピクセル (px) は「絶対単位」ではなく「相対単位」だが、ブラウザやデバイスの扱いとしては「事実上の絶対単位」となっている。)
Windowsで、コントロールパネルの「ユーザー補助のオプション」から画面を「ハイコントラストモード」に設定した場合、IE6では、最も外側のウィンドウに対してCSSでテキストサイズのパーセンテージを変更したかのように、ページテキストを大きく表示してしまう。 標準的なCSSレイアウトの振る舞いでは、相対値のサイズはかけ算で決定されるため、要素内のテキストサイズは若干異なる値になる。FirefoxとIE 7では、システム設定にもとづくコンテンツのサイズ変更はCSSレイアウトに影響しないので、この効果は起こらない。
フォントサイズがポイント (pt) やピクセル (px) といった絶対単位 (あるいは事実上の絶対単位) で指定されている場合、Internet Explorer 7以前では、メニューコマンドの「文字のサイズ」でテキストのサイズ変更ができない。 (訳注: 厳密には、ピクセル (px) は「絶対単位」ではなく「相対単位」だが、ブラウザやデバイスの扱いとしては「事実上の絶対単位」となっている。)
em単位を用いてフォントサイズを指定している場合、パーセントやキーワードを用いたときよりも、Internet Explorer 6でテキストが大きく拡大される。したがって、文字のサイズを最大にすると、テキストが200%以上の大きさで表示され、見切れの問題が発生するかもしれない。
フォントサイズがポイント (pt) やピクセル (px) といった絶対単位 (あるいは事実上の絶対単位) で指定されている場合、Internet Explorer 7以前では、メニューコマンドの「文字のサイズ」でテキストのサイズ変更ができない。 (訳注: 厳密には、ピクセル (px) は「絶対単位」ではなく「相対単位」だが、ブラウザやデバイスの扱いとしては「事実上の絶対単位」となっている。)
Internet Explorer 7は、CSSがstyle要素で指定され、ある要素がキーオフされた場合、テキストサイズを変更する。style
属性によるインラインスタイルが用いられた場合、このテキストサイズ変更はサポートされない。 (訳注: 原文の意味がやや不明確なため、WCAGワーキンググループに確認中)
Windows版のInternet Explorer 6.0とそれ以前のバージョンでは、ハイパーリンクの要素を除いてダイナミック疑似クラスをサポートしていない。 Internet Explorer 7 は、ハイパーリンクの要素を除いて :focus スタイルをサポートしていない。Internet Explorerの (X)HTML のリンク (a要素) において :focus と同じ効果を出すには、CSSの :active 疑似クラスを追加すればよい。
Windows版のFirefox 1.5とFirefox 2.0、SeaMonkey 1.1は、1行の入力フィールド、複数行の入力フィールド、ラジオボタン、チェックボックス、select要素、送信/リセットボタン及びbutton要素においてダイナミック疑似クラスをサポートしている。 しかし、ラジオボタンやチェックボックスがフォーカスを受け取ったときに色やボーダーを変更することには対応していない。
Windows版のOpera 9.02は、1行の入力フィールド、複数行の入力フィールド、ラジオボタン、チェックボックス、select要素、送信/リセットボタンにおいてダイナミック疑似クラスをサポートしているが、button要素ではサポートしていない。
Windows版のFirefox 2.0とOpera 9.02、SeaMonkey 1.1は、フォームのラベルに対する隣接兄弟セレクタにも対応している。Windows版のFirefox 1.5、Internet Explorer 6.0とそれ以前のバージョンは、フォームのラベルに対する隣接兄弟セレクタには対応していない。
Microsoft Windowsプラットフォームの、Internet Explorer 5、Internet Explorer 5.5、Internet Explorer 6.0やInternet Explorer 7の「互換モード」は、W3CのCSS仕様から逸脱したボックスモデルが使用される。 これらのブラウザのバージョンは、右左パディングと左右のボーダーは、要素の合計幅を増やさないため、そのような要素内部のコンテンツのスペースは狭くなる。 (この動作は「ボックスモデルのバグ」と呼ばれる)。 Mac OSのInternet Explorer 5.5、WindowsのInternet Explorer 6と7の「標準準拠モード」は、W3CのCSS仕様で定義されたボックスモデルが使用される。
ほとんどのブラウザでは、ウェブページのCSS及びHTMLによる配色を、利用者が設定画面で上書きして変更できるようになっている。 これに関しては、すべてのバージョンのInternet ExplorerとFirefox、Mozilla、Netscape、バージョン6以降のOperaが対応している。
Firefox及びNetscapeで元々指定されている色が上書きされた場合、ほとんどのJavaScriptのポップアップボックスとドロップダウンメニューは使用できない状態になる。 ポップアップボックスは背景が透過して、ページ上のテキストの上にボックスのテキストが重なり、ドロップダウンメニューは透過するかダークグレーの背景となる。
Internet Explorer 6 は、システム設定で同じ色が選択されない限り背景色を上書きしない。
Safariは色の設定がないので、指定した色を上書きすることはできない。同様に、色が指定されていない場合、Safariは白い背景に黒いテキストでページを表示し、システム設定内の色の選択は無視する。
ほとんどのブラウザでは、ウェブコンテンツ制作者のCSS及びHTMLによる配色を、利用者が設定画面で上書きして変更できるようになっている。これは、IE、バージョン6以降のすべてのバージョンのFirefox、Mozilla、Operaを含める。
Firefox及びNetscapeで元々指定されている色が上書きされた場合、ほとんどのJavaScriptのポップアップボックスとドロップダウンメニューは使用できない状態になる。 ポップアップボックスは背景が透過して、ページ上のテキストの上にボックスのテキストが重なり、ドロップダウンメニューは透過するかダークグレーの背景となる。
IE 6は、システム設定で同じ色が選択されない限り、ブラウザの背景色を上書きしない。
Safariは色の設定がないので、指定した色を上書きすることはできない。同様に、色が指定されていない場合、Safariは白い背景に黒いテキストでページを表示し、システム設定内の色の選択は無視する。
Windows版のInternet Explorer 6のハイコントラストモードでは、入れ子になったテーブル内の % 指定されたフォントを極端に大きく表示してしまう。 Firefox及びIE6より後のバージョンのIEでは、ハイコントラストモードでもフォントの大きさは変化せず、この問題は発生しない。