このページは、よくある不適合事例のためのユーザーエージェントサポートノートを記載する。
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プロパティの blink
という値は、Internet Explorerによってサポートされていない。Netscape/Mozillaファミリーのブラウザではサポートされている。その他のブラウザ (例: Safari、Operaなど) では未検証である。
onclickを持つラジオボタンがフォーカスを受け取る時、Internet Explorer 6 は onclickイベントも引き起こす。この動作を防ぐためには他のイベントハンドラ (onxxx属性) を追加する。
(訳注: この達成方法は、最新の達成方法では「達成基準 3.2.2 の失敗例 - ラジオボタン、チェックボックス、又はセレクトリストを変更すると、事前の予告なしに新しいウィンドウを開いている」とされている)
The
blink
要素はWindows用Internet Explorer 6ではサポートされていない。ユーザーエージェントのNetscape/Mozillaシリーズ及びWindows用Operaではサポートされている。
初期のスクリーンリーダーは文字通りウェブコンテンツを画面から読み取っていた。そのため、テーブルの一つのセルの内容全体が次のセルより先に読まれることを意図しているようなレイアウトテーブルは問題になっていた。 今日のスクリーンリーダーは基礎となっているマークアップを利用して動作するため、一つのセルの内容全体を次のセルより先に読み上げることが可能である。 しかしレイアウトのためのテーブルは現在でもコンテンツの自然な読み上げ順序に関する問題を生じさせることがある。
Refreshヘッダーは、HTTP/1.1、HTTP/1.0ともに定義されていないが、多くのブラウザでサポートされている (Windows のFirefox 1.0とIE 6で検証。)
:before
及び :after
は、IE7以下ではサポートされていない。
正しいヘッダーのマークアップの有無にかかわらず、データテーブルをナビゲートするためのスクリーンリーダーのサポートは異なる。
JAWS は、データセル間を移動して関連するヘッダー情報を読み取るための多くのキーボードショートカットがある。 バージョン 12 以降の JAWS のデフォルトの動作は、テーブルの制作者がヘッダーとして適切にマークしたヘッダーのみを読み取る。
Window-Eyesは、列と行の両方のヘッダー、列のみ又は行のみのヘッダー、変更されるヘッダーのみ、行又は列の不足を補うための特定の行又は列の定義など、行及び列のアナウンスの異なるカスタマイズオプションがある。 例えば、"R 1,C 1"はテーブルの最初の行と最初の列である。
VoiceOverは、テーブルを水平方向に移動するときに列ヘッダーを知らせる。行ヘッダーがマークアップされていても現在は読み取られないが、行番号を識別する。
NVDAは、ナビゲート時に変更されるヘッダーを読み取り、テーブルセル間を水平または垂直に移動するためのショートカットを持つ。 データセルを垂直方向に移動するとき、NVDA (Firefox11と2011.3) はヘッダーとしてマークアップされない場合でも行の最初のセルを読み上げる。 しかし、データセルを水平方向に移動するとき、正しくマークアップされている場合は、列ヘッダーとして最初の行のセルをのみ読み上げる。