適用 (対象)
Accessible Rich Internet Applications (WAI-ARIA) をサポートするウェブコンテンツ技術。
これは達成基準 1.1.1 (非テキストコンテンツ)(十分) に関する達成方法である。
解説
この達成方法の目的は、支援技術によって読み取ることができるオブジェクトのラベルを提供することである。aria-label 属性は、ボタンなど、オブジェクトのテキストラベルを提供する。スクリーンリーダーがオブジェクトに遭遇した際、aria-label テキストが読み込まれ、利用者はそのオブジェクトがどのようなものかを知ることができる。
コンテンツ制作者は、aria-labelledby が同じオブジェクトに使用される状況では、aria-label が支援技術によって無視される場合があることに注意すべきである。名前付けの序列の詳細については、ARIA 仕様及び HTML to Platform Accessibility APIs Implementation Guide における accessible name and description calculation を参照。コンテンツ制作者は、aria-label の使用が画像の alt や for 属性を用いてフォームフィールドに関係付けられた label などのネイティブな名前付けを全て上書きすることに注意すべきである。
事例
事例 2: 領域のランドマークを特定する
次の例は、気象ポートレットに一般的な "region" ランドマークがどのように追加されうるのかを示している。ラベルとして参照できる既存のテキストがページ内に存在しないため、aria-label でラベル付けされている。
<div role="region" aria-label="weather portlet"> ... </div>
事例 3: 数学のラベルを提供する
以下は math ロール、適切なラベル、および MathML レンダリングを使用する、MathML の機能の例である。
<div role="math" aria-label="6 divided by 4 equals 1.5">
<math xmlns="https://www.w3.org/1998/Math/MathML">
<mfrac>
<mn>6</mn>
<mn>4</mn>
</mfrac>
<mo>=</mo>
<mn>1.5</mn>
</math>
</div>参考リソース
この参考リソースは、あくまでも情報提供のみが目的であり、推薦などを意味するものではない。
検証
手順
aria-label 属性が存在する各要素に対して。
- テキストの説明が正確にオブジェクトをラベル付けする、又はその目的の説明を提供する、又は同等の情報を提供するかどうかを検査する。
期待される結果
- 1. の結果が真である。