【注意】この文書にはより新しいバージョンが存在します: WCAG 2.1 達成方法集
この達成方法 (参考) の使用法と、この達成方法が WCAG 2.0 達成基準 (規定) とどのように関係するのかに関する重要な情報については、WCAG 達成基準の達成方法を理解するを参照のこと。適用 (対象) のセクションは、その達成方法の範囲について説明しており、特定の技術に関する達成方法の存在は、その技術があらゆる状況で WCAG 2.0 を満たすコンテンツを作成するために使用できることを意味するものではない。
Accessible Rich Internet Applications (WAI-ARIA) をサポートするウェブコンテンツ技術。
これは、次の達成基準に関連する達成方法である:
ARIA8 に関するユーザエージェントサポートノートを参照のこと。WAI-ARIA 技術ノートも参照。
この達成方法の目的は、aria-label
属性を使用して、リンクの目的を説明することである。オブジェクトを説明する可視要素がページ上に存在しない場合、aria-label
属性は、リンクのようなオブジェクトに説明的なテキストラベルを配置する方法を提供する。説明的な要素がページ上で可視である場合、aria-label
ではなく、aria-labelledby
属性が使用されるべきである。説明的なテキストラベルを提供することで、利用者は、そのリンクと、ウェブページ内にあるリンク先の異なるリンクとを区別できるようになり、リンクをたどるかどうかを判断する助けとなる。一部の支援技術において、aria-label
の値は、実際のリンクテキストの代わりにリンクの一覧に表示される。
WAI-ARIA 仕様及び HTML to Platform Accessibility APIs Implementation Guide にあるように、aria-label
テキストは、リンク内で与えられたテキストを上書きする。このように与えられたテキストは、支援技術によってリンクテキストの代わりに使用される。このため、aria-label
で使用されるテキストは、リンク内で使用されているテキストから始めることが推奨されている。これは、利用者間で一貫性のあるコミュニケーションを可能にする。
場合によっては、デザイナーが、ページ上のリンクの見た目をコンパクトにするために、"read more" のような短く、繰り返されるリンクテキストを選択することがある。こういった状況は、より単純で非説明的な "read more" というページ上のテキストを、より説明的なリンクのラベルで置き換えることができるという点で、aria-label の望ましいユースケースとなる。単語 "read more" は、利用者間の一貫性のあるコミュニケーションを可能にするために (元のアンカーテキスト "[Read more...]" を置き換える) aria-label の中にも繰り返される。
<h4>Neighborhood News</h4>
<p>Seminole tax hike: Seminole city managers are proposing a 75% increase in
property taxes for the coming fiscal year.
<a href="taxhike.html" aria-label="Read more about Seminole tax hike">[Read more...]</a>
</p>
<p>Baby Mayor: Seminole voters elect the city's youngest mayor ever by voting in 3 year
old Willy "Dusty" Williams in yesterday's mayoral election.
<a href="babymayor.html" aria-label="Read more about Seminole's new baby mayor">[Read more...]</a>
</p>
この参考リソースは、あくまでも情報提供のみが目的であり、推薦などを意味するものではない。
aria-label
属性を使用するリンク要素に対して:
aria-label
属性の値が link 要素の目的を正確に説明していることを確認する。
1. の結果が真である。
この達成方法が「十分な達成方法」の一つである場合、この手順や期待される結果を満たしていなければ、それはこの達成方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の達成方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。