【注意】この文書にはより新しいバージョンが存在します: WCAG 2.1 達成方法集
この達成方法 (参考) の使用法と、この達成方法が WCAG 2.0 達成基準 (規定) とどのように関係するのかに関する重要な情報については、WCAG 達成基準の達成方法を理解するを参照のこと。適用 (対象) のセクションは、その達成方法の範囲について説明しており、特定の技術に関する達成方法の存在は、その技術があらゆる状況で WCAG 2.0 を満たすコンテンツを作成するために使用できることを意味するものではない。
CSS に対応しているウェブコンテンツ技術全て
これは、次の達成基準に関連する達成方法である:
注記: この達成方法は、達成基準 1.3.2 を満たす他の達成方法と組み合わせなければならない。詳細については、 達成基準 1.3.2 を理解するを参照すること。
この達成方法の目的は、意味の伝わるテキストの流れを維持しながら、スタイルシートによって表示上の文字間隔を調整する方法を示すことである。
文字間隔の量を調整するには、CSS の letter-spacing
プロパティを使用する。
単語の途中に空白文字を入れると意味や発音のされ方が変わってしまうため、間隔の調整はこの方法で行うことが推奨されている。
以下の CSS は、レベル 2 の見出しに含まれる各文字に対して 1 文字分に相当する間隔を加える:
コード例:
h2 { letter-spacing: 1em; }
マークアップは以下の通り:
コード例:
<h2>Museum</h2>
表示結果は、およそ以下のようになる:
コード例:
M u s e u m
この参考リソースは、あくまでも情報提供のみが目的であり、推薦などを意味するものではない。
訳注: 「CSS 2: Letter and word spacing」は、CSS Text Module Level 3§8. Spacing で再定義されている。
文字間に標準以外の間隔があるように見える各単語に対して:
間隔を制御するために CSS letter-spacing
プロパティが用いられたかどうかを確認する。
1. の結果が真である。
この達成方法が「十分な達成方法」の一つである場合、この手順や期待される結果を満たしていなければ、それはこの達成方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の達成方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。