Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.1 (日本語訳)

W3C Candidate Recommendation

This version:
https://www.w3.org/TR/2018/CR-WCAG21-20180130/
Latest published version:
https://www.w3.org/TR/WCAG21/
Latest editor's draft:
https://w3c.github.io/wcag21/guidelines/
Implementation report:
https://www.w3.org/WAI/WCAG21/implementation-report/
Previous version:
https://www.w3.org/TR/2017/WD-WCAG21-20171207/
Latest Recommendation:
https://www.w3.org/TR/WCAG20/
Editors:
Andrew Kirkpatrick, Adobe,
Joshue O Connor, Invited Expert, InterAccess,
Michael Cooper, W3C,
WCAG 2.0 Editors:
Ben Caldwell, Trace R&D Center, University of Wisconsin-Madison
Loretta Guarino Reid, Google, Inc.
Gregg Vanderheiden, Trace R&D Center, University of Wisconsin-Madison
Wendy Chisholm, W3C
John Slatin, Accessibility Institute, University of Texas at Austin
Jason White, University of Melbourne

概要

Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.1 は、ウェブコンテンツをよりアクセシブルにするための広範囲に及ぶ推奨事項を網羅している。このガイドラインに従うことで、全盲又はロービジョン、ろう又は難聴、学習障害、認知障害、運動制限、発話困難、光過敏性発作及びこれらの組合せ等を含んだ、様々な障害のある人に対して、コンテンツをアクセシブルにすることができる。These guidelines address accessibility of web content on desktops, laptops, tablets, and mobile devices. 又、このガイドラインに従うと、多くの場合、ほとんどの利用者にとってウェブコンテンツがより使いやすくなる。

WCAG 2.1 の達成基準は、技術に依存しない検証可能なものとして記述されている。特定の技術において達成基準を満たすためのガイドについては、達成基準を理解するための一般的な情報とあわせて、別の文書群として提供している。イントロダクション及び WCAG の達成方法や教育に関する資料については、Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) Overview を参照。

WCAG 2.1 extends Web Content Accessibility Guidelines 2.0 [WCAG20], which was published as a W3C Recommendation December 2008. Content that conforms to WCAG 2.1 also conforms to WCAG 2.0, and therefore to policies that reference WCAG 2.0.

Until WCAG 2.1 advances to W3C Recommendation, the current and referenceable document is Web Content Accessibility Guidelines 2.0 [WCAG20], published as a W3C Recommendation December 2008.

編集者注

The introduction to WCAG 2.0 says "even content that conforms at the highest level (AAA) will not be accessible to individuals with all types, degrees, or combinations of disability, particularly in the cognitive, language, and learning areas." While WCAG 2.1 provides additional guidance, it is still true that it does not provide universal coverage. The Working Group plans to add additional clarification about this in the next publication.

この文書のステータス

この節では、この文書の発行された時点でのステータスを説明する。他の文書が、この文書にとって代わっている場合もある。現行の W3C の発行文書、及び、この技術レポートの改訂版は、https://www.w3.org/TR/にあるW3C technical reports index で参照可能である。

This is a Candidate Recommendation of Web Content Accessibility Guidelines 2.1 (WCAG 2.1) from the Accessibility Guidelines Working Group. This version integrates some changes in response to comments received on the 7 December 2017 Working Draft and earlier drafts. Some Success Criteria are marked as "at risk" due to concerns around implementation and testing challenges, and could be removed if testing does not document sufficient implementation. The Working Group plans to advance past Candidate Recommendation when the Candidate Recommendation Exit Criteria have been met.

Publication as a Candidate Recommendation indicates that the AG WG believes it has addressed sufficient substantive issues and that the document is ready for trial implementations. The first public Working Draft of WCAG 2.1 was published 28 February 2017. Since then, the AG WG has published six additional Working Drafts, addressed more than 500 issues, and developed support information for the guidelines while adhering to a strict timeline. See How WAI Develops Accessibility Guidelines through the W3C Process for more background on document maturity levels.

To comment, file an issue in the W3C WCAG 2.1 GitHub repository. The Working Group requests that public comments be filed as new issues, one issue per discrete comment. It is free to create a GitHub account to file issues. If filing issues in GitHub is not feasible, send email to public-agwg-comments@w3.org (comment archive). Comments are requested by 30 March 2018. In-progress updates to the document may be viewed in the publicly visible editors' draft.

This document was published by the Accessibility Guidelines Working Group as a Candidate Recommendation. This document is intended to become a W3C Recommendation. W3C publishes a Candidate Recommendation to indicate that the document is believed to be stable and to encourage implementation by the developer community. This Candidate Recommendation is expected to advance to Proposed Recommendation no earlier than 30 March 2018.

ワーキンググループの implementation report を参照されたい。

Publication as a Candidate Recommendation does not imply endorsement by the W3C Membership. これはドラフト文書であり、いつでも更新されたり、いつでも他の文書に置き換えられたりすることがある。この文書を、作成作業中のものとして引用すること以外は不適切である。

この文書は W3C Patent Policy の下で活動するグループによって作成された。W3C では、ワーキンググループの成果物に関係する public list of any patent disclosures を管理しており、そのページには特許開示にあたっての指示も含まれている。Essential Claim(s) を含む特許について実際に知識のある人は、section 6 of the W3C Patent Policy に従って、その情報を開示することが求められる。

この文書は、1 March 2017 W3C Process Document に従っている。

イントロダクション

この節は規定ではない。

0.1 WCAG 2 の背景§

Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.1 は、ウェブコンテンツを障害者にとってよりアクセシブルにする方法を定義している。アクセシビリティは、視覚、聴覚、身体、発話、認知、言語、学習、神経の障害を含む、広範な障害に関係している。このガイドラインは、広範囲に及ぶ事項を網羅しているが、障害のすべての種類、程度、組合せからくるニーズを満たすことはできない。また、このガイドラインは、加齢により能力が変化している高齢者にとってもウェブコンテンツをより使いやすくするものであるとともに、しばしば利用者全般のユーザビリティを向上させる。

WCAG 2.1 は、ウェブコンテンツのアクセシビリティに対して、様々な国の個人、組織、政府のニーズを満たすような共通の基準を提供することを目的として、W3C process に従って世界中の個人及び組織の協力のもと作成されている。WCAG 2.0 [WCAG20] は WCAG 1.0 [WAI-WEBCONTENT] をベースに、 WCAG 2.1 は WCAG 2.0 [WCAG20] をベースに、順に作られており、現在及び将来のさまざまなウェブ技術に広く適用され、自動テストと人的評価の組み合わせでテスト可能になるように設計されている。WCAG のイントロダクションとしては、Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) Overview を参照。

ウェブアクセシビリティは、アクセシブルなコンテンツだけではなく、アクセシブルなウェブブラウザやその他のユーザエージェントにも依存している。そして、オーサリングツールもウェブアクセシビリティにおいて重要な役割を担っている。ウェブ開発やインタラクションを構成するこれらの要素が相互にどのように関係しているかの概要については、以下を参照:

WCAG 2.1 に継承される、WCAG 2.0 の構成に関する詳細な紹介情報は、WCAG 2.0 のイントロダクションで入手可能である。この草案の簡潔さのためにここでは繰り返さないが、以下で参照可能である:

0.2 New Features in WCAG 2.1§

WCAG2.1はWCAG2.0に新しい達成基準やそれらを補助する定義、追加分をまとめるガイドライン、適合の節への2、3の追加によって拡張されている。追加された方法は WCAG 2.1 に適合するサイトは WCAG 2.0 にも適合し、WCAG 2.0 の適合義務も満たしていることを明らかにするのに役立つ。The Accessibility Guidelines Working Group は新しい適合目標として、例え法的義務が WCAG 2.0 に言及するものであっても、将来のポリシーの変更を鑑みアクセシビリティをより向上させるために、サイトが WCAG 2.1 を採用することを推奨する。

以下が WCAG 2.1 の新しい達成基準である:

これらの達成基準の多くは用語集にも追加された達成基準の規定要件の一部となっている新しい用語に言及している。

適合の節においては、ページのバリエーションについて注記の 3 分の 1 がウェブページ全体の項目に追加されており、及び機械的に読み取れるメタデータのオプションが適合表明の任意要素に追加されている。

0.3 WCAG 2.1におけるナンバリング§

WCAG 2.0 に対する後方互換性が重要となる開発者の混乱を招くことを避けるため、WCAG 2.1 における新しい達成基準はガイドライン内の一連の達成基準の末尾に追加されている。しかしながら、このことは、各ガイドライン内の達成基準がもはや適合レベル毎にグループ分けされていないことを意味する。[marked]各ガイドライン内での達成基準の順番は、適合レベルに関する情報を暗示するものではなく、各達成基準自身の適合レベル表示 (A / AA / AAA) のみが適合レベルを示す。WCAG 2.1 クイックリファレンスは、他の多数のフィルターや並べ替え方法と共に、適合レベル毎にグループ化された達成基準を見る方法を提供する。

0.4 WCAG 2.1 への適合§

WCAG 2.1 は、 WCAG 2.0 と同様の適合モデルを用いており、いくつか追加がある。これについては、「適合」の節に記載。WCAG 2.1 に適合するサイトは WCAG 2.0 にも適合することになる。つまり、 WCAG 2.0 を参照する方針や政策の要件を満たし、ウェブ上の利用者のニーズをよりよく満たすことができる。

0.5 Features at Risk in the WCAG 2.1 Candidate Recommendation§

The Candidate Recommendation Exit Criteria section describes how implementation testing of WCAG 2.1 will be performed during the Candidate Recommendation period. In order to advance, the document must meet the exit criteria described. In addition, some features have been marked as "at risk". If a feature does not meet implementation targets by the end of the Candidate Recommendation period, it will be removed. Therefore, the final Web Content Accessibility Guidelines 2.1 could contain fewer requirements than this draft. Implementers are encouraged to pay extra attention to these features to help the Working Group gather implementation experience and avoid the need to remove such features.

0.6 アクセシビリティガイドラインの後続バージョン§

アクセシビリティガイドラインワーキンググループは、WCAG 2.1 と並行して、Silver Task Force によって開発されたアクセシビリティガイドライン 3.0 バージョンの要件について取り組んでいる。この作業の結果は、WCAG 2 のドットリリースに現実的であるよりも、ウェブアクセシビリティガイダンスのより実質的な再構築になると期待されている。このタスクフォースは、コンテンツ制作、ユーザエージェントのサポート、及びオーサリングツールのサポートの役割を含む、最も効果的かつ柔軟な結果を生むために、研究に焦点を合わせた、ユーザー中心の設計方法論に従う。これは長年にわたる努力であるため、WCAG 2.0 の公開からのウェブ上の変化を反映するための最新のウェブアクセシビリティガイダンスを提供するための暫定措置として WCAG 2.1 が必要とされる。

WCAG 2.1 が、3.0 プロジェクトが結果を出す前に意味のある時間枠内でウェブアクセシビリティガイダンスを更新するという目標を達成するためには、WCAG 2.1 をすばやく完了しなければならない。これは、一部の提案された達成基準が WCAG 2.1 に含めるにはあまりにも複雑であると判明するかもしれないが、現在のウェブコンテンツにとって重要なアクセシビリティ指針とみなされることを本質的に意味する。より大きな 3.0 のプロジェクトは、そのようなガイダンスを組み込むことが期待されているが、ワーキンググループは、WCAG 2.1 と 3.0 の間の別のガイドラインが必要であると決定することもできる。その場合、新しいバージョンのWCAG 2.2 を提案するかもしれない。WCAG 2.2の開発を決定するには、より早く追加のアクセシビリティガイダンスを提供することの利点と、より十分に再構成された包括的な 3.0 プロジェクトで可能な機会費用とのバランスを取る必要がある。現在のAccessibility Guidelines Working Group charterは、「ワーキンググループは、WCAG 2.1 を皮切りとして、定期的にアクセシビリティに関する最新のガイダンスを作成しようとしている。WCAG への次のメジャーアップデートに対する要件開発の結果によっては、メジャーリリースが予定リリース日に間に合う準備が整うまで、WCAG のさらなるドットリリースを続行する必要がありうる」と言及している。

1. 知覚可能 §

情報及びユーザインタフェース コンポーネントは、利用者が知覚できる方法で利用者に提示可能でなければならない。

ガイドライン 1.1 テキストによる代替§

すべての非テキストコンテンツには、拡大印刷、点字、音声、シンボル、平易な言葉などの利用者が必要とする形式に変換できるように、テキストによる代替を提供すること。

達成基準 1.1.1 非テキストコンテンツ§

(レベル A)

利用者に提示されるすべての非テキストコンテンツには、同等の目的を果たすテキストによる代替が提供されている。

コントロール、入力

非テキストコンテンツが、コントロール又は利用者の入力を受け付けるものであるとき、その目的を説明する名前 (name) を提供している。(コントロール及び利用者の入力を受け入れるコンテンツに関するその他の要件は、Success Criterion 4.1.2 を参照。)

時間依存メディア

非テキストコンテンツが、時間に依存したメディアであるとき、テキストによる代替は、少なくとも、その非テキストコンテンツを識別できる説明を提供している。(メディアに関するその他の要件は、ガイドライン 1.2 を参照。)

テスト

非テキストコンテンツが、テキストで提示されると無効になるテスト又は演習のとき、テキストによる代替は、少なくともその非テキストコンテンツを識別できる説明を提供している。

感覚的

非テキストコンテンツが、特定の感覚的体験を創り出すことを主に意図しているとき、テキストによる代替は、少なくともその非テキストコンテンツを識別できる説明を提供している。

CAPTCHA

非テキストコンテンツが、コンピュータではなく人間がコンテンツにアクセスしていることを確認する目的で用いられているとき、テキストによる代替は、その非テキストコンテンツの目的を特定し、説明している。なおかつ、他の感覚による知覚に対応して出力する CAPTCHA の代替形式を提供することで、様々な障害に対応している。

装飾、整形、非表示

非テキストコンテンツが、純粋な装飾である、見た目の整形のためだけに用いられている、又は利用者に提供されるものではないとき、支援技術が無視できるように実装されている。

ガイドライン 1.2 時間依存メディア§

時間依存メディアには代替コンテンツを提供すること。

達成基準 1.2.1 音声のみ及び映像のみ (収録済)§

(レベル A)

収録済の音声しか含まないメディア及び収録済の映像しか含まないメディアは、次の事項を満たしている。ただし、その音声又は映像がメディアによるテキストの代替であって、メディアによる代替であることが明確にラベル付けされている場合は除く:

収録済の音声しか含まない

時間依存メディアに対する代替コンテンツによって、収録済の音声しか含まないコンテンツと同等の情報を提供している。

収録済の映像しか含まない

時間依存メディアに対する代替コンテンツ又は音声トラックによって、収録済の映像しか含まないコンテンツと同等の情報を提供している。

達成基準 1.2.2 キャプション (収録済)§

(レベル A)

同期したメディアに含まれているすべての収録済の音声コンテンツに対して、キャプションが提供されている。ただし、その同期したメディアがメディアによるテキストの代替であって、メディアによる代替であることが明確にラベル付けされている場合は除く。

達成基準 1.2.3 音声解説、又はメディアに対する代替 (収録済)§

(レベル A)

同期したメディアに含まれている収録済の映像コンテンツに対して、時間依存メディアに対する代替コンテンツ又は音声解説が提供されている。ただし、その同期したメディアがメディアによるテキストの代替であって、メディアによる代替であることが明確にラベル付けされている場合は除く。

達成基準 1.2.4 キャプション (ライブ)§

(レベル AA)

同期したメディアに含まれているすべてのライブ音声コンテンツに対してキャプションが提供されている。

達成基準 1.2.5 音声解説 (収録済)§

(レベル AA)

同期したメディアに含まれているすべての収録済の映像コンテンツに対して、音声解説が提供されている。

達成基準 1.2.6 手話 (収録済)§

(レベル AAA)

同期したメディアに含まれているすべての収録済の音声コンテンツに対して、手話通訳が提供されている。

達成基準 1.2.7 拡張音声解説 (収録済)§

(レベル AAA)

前景音の合間が、音声解説で映像の意味を伝達するのに不十分な場合、同期したメディアに含まれているすべての収録済の映像コンテンツに対して、拡張音声解説が提供されている。

達成基準 1.2.8 メディアに対する代替 (収録済)§

(レベル AAA)

すべての収録済の同期したメディア及びすべての収録済の映像しか含まないメディアに対して、時間依存メディアに対する代替コンテンツが提供されている。

達成基準 1.2.9 音声のみ (ライブ)§

(レベル AAA)

ライブ音声しか含まないコンテンツに対して、それと同等の情報を提示する、時間依存メディアの代替コンテンツが提供されている。

ガイドライン 1.3 適応可能§

情報、及び構造を損なうことなく、様々な方法 (例えば、よりシンプルなレイアウト) で提供できるようにコンテンツを制作すること。

達成基準 1.3.1 情報及び関係性§

(レベル A)

何らかの形で提示されている情報、構造、及び関係性は、プログラムによる解釈が可能である、又はテキストで提供されている。

達成基準 1.3.2 意味のある順序§

(レベル A)

コンテンツが提示されている順序が意味に影響を及ぼす場合には、正しく読む順序プログラムによる解釈が可能である。

達成基準 1.3.3 感覚的な特徴§

(レベル A)

コンテンツを理解し操作するための説明は、形、色、大きさ、視覚的な位置、方向、又は音のような、構成要素が持つ感覚的な特徴だけに依存していない。

注記

色に関する要件は、ガイドライン 1.4 を参照。

達成基準 1.3.4 共通した(or 一般的な)目的の特定§

(レベル AA)

The meaning of each input field collecting information about the user can be programmatically determined when:

  • The input field has a meaning that maps to the HTML 5.2 Autofill field names; and
  • The content is implemented using technologies with support for identifying the expected meaning for form input data.

Success Criterion 1.3.5 Identify Purpose§

(レベル AAA)

In content implemented using markup languages, the purpose of User Interface Components, icons, and regions can be programmatically determined.

編集者注

This success criterion is at risk.

ガイドライン 1.4 判別可能§

コンテンツを、利用者にとって見やすく、聞きやすいものにすること。これには、前景と背景を区別することも含む。

達成基準 1.4.1 色の使用§

(レベル A)

色が、情報を伝える、動作を示す、反応を促す、又は視覚的な要素を判別するための唯一の視覚的手段になっていない。

注記

この達成基準は、特に色の知覚に関するものである。その他の知覚形態については、色やその他の視覚的提示のコーディングへのプログラムによるアクセスも含めて、ガイドライン 1.3 で網羅されている。

達成基準 1.4.2 音声の制御§

(レベル A)

ウェブページ上にある音声が自動的に再生され、3 秒より長く続く場合、その音声を一時停止又は停止するメカニズム、もしくはシステム全体の音量レベルに影響を与えずに音量レベルを調整できるメカニズムが利用できる。

注記

この達成基準を満たさないコンテンツでは、利用者がそのウェブページ全体を使用できない恐れがあるため、ウェブページ上のすべてのコンテンツは他の達成基準を満たすために用いられているか否かにかかわらず、この達成基準を満たさなければならない。適合要件 5: 非干渉を参照。

達成基準 1.4.3 コントラスト (最低限)§

(レベル AA)

テキスト及び文字画像の視覚的提示に、少なくとも 4.5:1 のコントラスト比がある。ただし、次の場合は除く:

大きな文字

サイズの大きなテキスト及びサイズの大きな文字画像に、少なくとも 3:1 のコントラスト比がある。

付随的

テキスト又は文字画像において、次の場合はコントラストの要件はない。アクティブではないユーザインタフェース コンポーネントの一部である、純粋な装飾である、誰も視覚的に確認できない、又は重要な他の視覚的なコンテンツを含む写真の一部分である。

ロゴタイプ

ロゴ又はブランド名の一部である文字には、最低限のコントラストの要件はない。

達成基準 1.4.4 テキストのサイズ変更§

(レベル AA)

キャプション及び文字画像を除き、テキストは、コンテンツ又は機能を損なうことなく、支援技術なしで 200% までサイズ変更できる。

達成基準 1.4.5 文字画像§

(レベル AA)

使用している技術で意図した視覚的提示が可能である場合、文字画像ではなくテキストが情報伝達に用いられている。ただし、次に挙げる場合を除く:

カスタマイズ可能

文字画像は、利用者の要求に応じた視覚的なカスタマイズができる。

必要不可欠

テキストの特定の表現が、伝えようとする情報にとって必要不可欠である。

注記

ロゴタイプ (ロゴ又はブランド名の一部である文字) は必要不可欠なものであると考えられる。

達成基準 1.4.6 コントラスト (高度)§

(レベル AAA)

テキスト及び文字画像の視覚的提示に、少なくとも 7:1 のコントラスト比がある。ただし、次の場合は除く:

大きな文字

サイズの大きなテキスト及びサイズの大きな文字画像に、少なくとも 4.5:1 のコントラスト比がある。

付随的

テキスト又は文字画像において、次の場合はコントラストの要件はない。アクティブではないユーザインタフェース コンポーネントの一部である、純粋な装飾である、誰も視覚的に確認できない、又は重要な他の視覚的なコンテンツを含む写真の一部分である。

ロゴタイプ

ロゴ又はブランド名の一部である文字には、最低限のコントラストの要件はない。

達成基準 1.4.7 小さな背景音、又は背景音なし§

(レベル AAA)

収録済音声しか含まないコンテンツで、(1) 前景に主として発話を含み、(2) 音声 CAPTCHA 又は音声ロゴではなく、かつ、(3) 例えば、歌やラップなどのように、主として音楽表現を意図した発声ではないものについては、次に挙げる事項のうち、少なくとも一つを満たしている:

背景音なし

音声は背景音を含まない。

消音

背景音を消すことができる。

20 デシベル

背景音は、前景にある発話のコンテンツより少なくとも 20 デシベルは低い。ただし、継続時間が 2 秒以内で発生頻度が低い背景音は除く。

注記

デシベルの定義によれば、この要件を満たす背景音は、前景にある発話のコンテンツの約 4 分の 1 の大きさになる。

達成基準 1.4.8 視覚的提示§

(レベル AAA)

テキストブロックの視覚的提示において、次を実現するメカニズムが利用できる:

  • 利用者が、前景色と背景色を選択できる。
  • 幅が 80 字を越えない (全角文字の場合は、40 字)。
  • テキストが、均等割り付けされていない (両端揃えではない)。
  • 段落中の行送りは、少なくとも 1.5 文字分ある。そして、段落の間隔は、その行送りの少なくとも 1.5 倍以上ある。
  • テキストは、支援技術なしで 200%までサイズ変更でき、利用者が全画面表示にしたウィンドウで 1 行のテキストを読むときに横スクロールする必要がない。

達成基準 1.4.9 文字画像 (例外なし)§

(レベル AAA)

文字画像は、純粋な装飾に用いられているか、テキストの特定の表現が伝えようとする情報にとって必要不可欠である場合に用いられている。

注記

ロゴタイプ (ロゴ又はブランド名の一部である文字) は必要不可欠なものであると考えられる。

達成基準 1.4.10 リフロー§

(レベル AA)

次の 2 次元において、スクロールを必要とせずに情報や機能を失うことなくコンテンツを提示することができる:

  • 320 CSS ピクセルに相当する幅の縦スクロールのコンテンツ;
  • 256 CSS ピクセルに相当する高さの横スクロールのコンテンツ;

利用や意味の理解に 2 次元のレイアウトが必須である一部のコンテンツを除く。

注記

Note: 320 CSS ピクセルは、1280 CSS ピクセル幅を 400% ズームで見た場合の最初の表示幅に相当する。横スクロールになるように設計されたウェブコンテンツ (例えば、縦書きのテキスト) では、256 CSS ピクセルは、高さ 1024px を 400% ズームで見た場合の最初の表示の高さに相当する。

注記

2 次元のレイアウトを必要とするコンテンツの例としては、画像、マップ、図解、ビデオ、ゲーム、プレゼンテーション、データテーブル、及びコンテンツを操作している間にツールバーを表示しておく必要のあるインタフェースが挙げられる。

達成基準 1.4.11 非テキストのコントラスト§

(レベル AA)

以下の視覚的提示には、隣接した色との間で少なくとも 3:1 のコントラスト比がある。

ユーザインタフェース コンポーネント
ユーザインタフェース コンポーネント状態と境界線を示すための視覚的な情報。ただし、アクティブではないユーザインタフェース コンポーネントや、そのコンポーネントの見た目がユーザエージェントによって提示されていてコンテンツ制作者が変更していない場合は除く。
グラフィカルオブジェクト
コンテンツを理解するのに必要なグラフィック部分。ただし、そのグラフィック特有の提示が、情報を伝えるうえで必要不可欠な場合は除く。
編集者注

ワーキンググループでは、画像を評価する際に、コンテンツを理解するのに必要不可欠な部分を見極めるうえでの問題点、および「解説書 (Understanding)」がこの問題点の解決法を明確に説明しているかどうかについて、フィードバックを募集している。

編集者注

This success criterion is at risk.

達成基準 1.4.12 テキストの間隔§

(レベル AA)

以下のテキストスタイルプロパティをサポートするマークアップ言語を用いて実装されているコンテンツにおいては、以下のとおりすべて設定し、かつ他のスタイルプロパティを変更しない場合、コンテンツ又は機能が損なわれない:

  • 行の間隔 (行送り) をフォントサイズの少なくとも 1.5 倍に設定する
  • 段落に続く間隔をフォントサイズの少なくとも 2 倍に設定する
  • 文字の間隔 (字送り) をフォントサイズの少なくとも 0.12 倍に設定する
  • 単語の間隔をフォントサイズの少なくとも 0.16 倍に設定する

例外: 自然言語及びスクリプトのうち、これらテキストスタイルプロパティの1つ又はそれ以上を用いずにテキストが記述されるものは、実際に用いられるプロパティのみをもって適合とみなすことができる。

達成基準 1.4.13 ホバー又はフォーカスで表示されるコンテンツ§

(レベル AA)

ポインタホバーやキーボードフォーカスを受け取ったり外したりすることで、追加コンテンツの表示及び非表示をさせる場合は、以下の要件を満たす:

非表示にすることができる
ポインタホバーやキーボードフォーカスを動かさずに追加コンテンツを非表示にするメカニズムが存在する。ただし、追加コンテンツが入力エラーを伝える場合や、他のコンテンツを不明瞭にしたり置き換えたりしない場合は除く。
ホバーすることができる
ポインタホバーによって追加コンテンツを表示させることができる場合、その追加コンテンツを消すことなく、ポインタを追加コンテンツ上で動かすことができる。
表示が継続される
ホバーやフォーカスが解除される、利用者が非表示にする、又はその情報が有効でなくなるまでは、追加コンテンツが表示され続ける。

例外: 追加コンテンツの視覚的提示がユーザエージェントによって制御されていて、かつコンテンツ制作者が変更していない場合は例外とする。

注記

ユーザエージェントによって制御されている追加コンテンツの例としては、HTML の title 属性を用いて作られているブラウザのツールチップが挙げられる。

注記

ホバー時やフォーカス時に表示されるカスタムツールチップ、サブメニュー、他の非モーダルポップアップは、この達成基準の適用対象となる「追加コンテンツ」の例である。

2. 操作可能 §

ユーザインタフェース コンポーネント及びナビゲーションは操作可能でなければならない。

ガイドライン 2.1 キーボード操作可能§

すべての機能をキーボードから利用できるようにすること。

達成基準 2.1.1 キーボード§

(レベル A)

コンテンツのすべての機能は、個々のキーストロークに特定のタイミングを要することなく、キーボードインタフェースを通じて操作可能である。ただし、その根本的な機能が利用者の動作による始点から終点まで続く一連の軌跡に依存して実現されている場合は除く。

注記

上記の例外は、根本的な機能に関するものであり、入力手法に関するものではない。例えば、テキスト入力に手書き入力を用いるのであれば、その入力手法 (手書き) は利用者の動作による軌跡に依存した入力を必要とするが、その根本的な機能 (テキスト入力) は利用者の動作による軌跡に依存した入力を必要とするものではない。

注記

これは、キーボード操作に加えて、マウス入力、又はその他の入力手段を提供することを禁ずるものでも妨げるものでもない。

達成基準 2.1.2 キーボードトラップなし§

(レベル A)

キーボードインタフェースを用いてキーボードフォーカスをそのウェブページのあるコンポーネントに移動できる場合、キーボードインタフェースだけを用いてそのコンポーネントからフォーカスを外すことが可能である。さらに、修飾キーを伴わない矢印キー、Tab キー、又はフォーカスを外すその他の標準的な方法でフォーカスを外せない場合は、フォーカスを外す方法が利用者に通知される。

注記

この達成基準を満たさないコンテンツでは、利用者がそのウェブページ全体を使用できない恐れがあるため、ウェブページ上のすべてのコンテンツは他の達成基準を満たすために用いられているか否かにかかわらず、この達成基準を満たさなければならない。適合要件 5: 非干渉を参照。

達成基準 2.1.3 キーボード (例外なし)§

(レベル AAA)

コンテンツのすべての機能は、個々のキーストロークに特定のタイミングを要することなく、キーボードインタフェースを通じて操作可能である。

ガイドライン 2.2 十分な時間§

利用者がコンテンツを読み、使用するために十分な時間を提供すること。

達成基準 2.2.1 タイミング調整可能§

(レベル A)

コンテンツに制限時間を設定する場合は、次に挙げる事項のうち、少なくとも一つを満たしている

解除

制限時間があるコンテンツを利用する前に、利用者がその制限時間を解除することができる。又は、

調整

制限時間があるコンテンツを利用する前に、利用者が少なくともデフォルト設定の 10 倍を超える、大幅な制限時間の調整をすることができる。又は、

延長

時間切れになる前に利用者に警告し、かつ少なくとも 20 秒間の猶予をもって、例えば「スペースキーを押す」などの簡単な操作により、利用者が制限時間を少なくとも 10 倍以上延長することができる。又は、

リアルタイムの例外

リアルタイムのイベント (例えば、オークション) において制限時間が必須の要素で、その制限時間に代わる手段が存在しない。又は、

必要不可欠な例外

制限時間が必要不可欠なもので、制限時間を延長することがコンテンツの動作を無効にすることになる。又は、

20 時間の例外

制限時間が 20 時間よりも長い。

注記

この達成基準は、制限時間の結果として、コンテンツ又は状況の予期せぬ変化を引き起こさないように利用者がタスクを完了できるようにするためのものである。この達成基準は、利用者の動作の結果としてのコンテンツ又はコンテキストの変化を制限する達成基準 3.2.1 と併せて考慮すること。

達成基準 2.2.2 一時停止、停止、非表示§

(レベル A)

動きのある、点滅している、スクロールする、又は自動更新する情報は、次のすべての事項を満たしている

動き、点滅、スクロール

動きのある、点滅している、又はスクロールしている情報が、(1) 自動的に開始し、(2) 5 秒よりも長く継続し、かつ、(3) その他のコンテンツと並行して提示される場合、利用者がそれらを一時停止、停止、又は非表示にすることのできるメカニズムがある。ただし、その動き、点滅、又はスクロールが必要不可欠な動作の一部である場合は除く。

自動更新

自動更新する情報が、(1) 自動的に開始し、 (2) その他のコンテンツと並行して提示される場合、利用者がそれを一時停止、停止、もしくは非表示にする、又はその更新頻度を調整することのできるメカニズムがある。ただし、その自動更新が必要不可欠な動作の一部である場合は除く。

注記

画面がちらつく、又は閃光を放つコンテンツに関する要件は、ガイドライン 2.3 を参照。

注記

この達成基準を満たさないコンテンツでは、利用者がそのウェブページ全体を使用できない恐れがあるため、ウェブページ上のすべてのコンテンツは他の達成基準を満たすために用いられているか否かにかかわらず、この達成基準を満たさなければならない。適合要件 5: 非干渉を参照。

注記

定期的にソフトウェアによって自動的に更新されるコンテンツ、又はユーザエージェントにストリーム配信されるコンテンツでは、コンテンツ再生の一時停止と再開の操作の間に生成、又は受信される情報を保持、又は提示する必要はない。これは技術的に不可能であることが考えられ、多くの状況において利用者の混乱を招くことにつながる可能性があるためである。

注記

コンテンツの読み込み中やそれに類似した状況の一部として表示されるアニメーションについては、この段階ですべての利用者に対していかなるインタラクションも発生する可能性がなく、かつコンテンツ読み込みの進行状況を表示しないことが利用者の混乱を招いたり、コンテンツが動作を停止した、又はコンテンツが破損しているという誤解を生じたりする可能性がある場合には、必要不可欠なものと考えることができる。

達成基準 2.2.3 タイミング非依存§

(レベル AAA)

タイミングは、コンテンツによって提示されるイベント又は動作の必要不可欠な部分ではない。ただし、インタラクティブではない同期したメディア及びリアルタイムのイベントは除く。

達成基準 2.2.4 割り込み§

(レベル AAA)

割り込みは、利用者が延期、又は抑制することができる。ただし、緊急を要する割り込みは除く。

達成基準 2.2.5 再認証§

(レベル AAA)

認証済のセッションが切れた場合は、再認証後でもデータを失うことなく利用者が操作を継続できる。

達成基準 2.2.6 タイムアウト§

(レベル AAA)

20 時間以上利用者が何も操作をしないときにデータが保存されない限り、データの損失を引き起こすユーザーの無操作の時間が警告される。

注記

プライバシー関連の規制により、ユーザーを認証する前やユーザーのデータが保存される前に、ユーザーの明確な同意が必要になる可能性がある。ユーザーが未成年の場合、ほとんどの裁判管轄、国又は地域で、ユーザーからの明示的な同意を要請することができない。この達成基準に適合するためのアプローチとしてデータの保存を検討する場合は、プライバシーの専門家や弁護士に相談するのが望ましい。

達成基準 2.2.7 インタラクションによるアニメーション§

(レベル AAA)

アニメーションが、機能や伝達される情報に必要不可欠でない限り、インタラクションによるモーションアニメーションは無効化できる。[mark]

編集者注

This success criterion is at risk.

ガイドライン 2.3 発作の防止§

発作を引き起こすようなコンテンツを設計しないこと。

達成基準 2.3.1 3 回の閃光、又は閾値以下§

(レベル A)

ウェブページには、どの 1 秒間においても 3 回を超える閃光を放つものがない、又は閃光一般閃光閾値及び赤色閃光閾値を下回っている。

注記

この達成基準を満たさないコンテンツでは、利用者がそのウェブページ全体を使用できない恐れがあるため、ウェブページ上のすべてのコンテンツは他の達成基準を満たすために用いられているか否かにかかわらず、この達成基準を満たさなければならない。適合要件 5: 非干渉を参照。

達成基準 2.3.2 3 回の閃光§

(レベル AAA)

ウェブページには、どの 1 秒間においても 3 回を超える閃光を放つものがない。

ガイドライン 2.5 ポインタ§

ポインタ機能を、利用者にとって操作しやすくすること。

達成基準 2.5.1 ポインタのジェスチャ§

(レベル A)

マルチポイント又は軌跡ベースのジェスチャを使って操作する機能はすべて、軌跡ベースのジェスチャーなしのシングルポインタで操作することができる。ただし、マルチポイント又は軌跡ベースのジェスチャが必要不可欠である場合は例外とする。

注記

この要件は、ポインタのジェスチャを解釈するウェブコンテンツを対象としている (ユーザエージェントや支援技術の操作に必要なジェスチャは対象としていない)。

達成基準 2.5.2 ポインタのキャンセル§

(レベル A)

シングルポインタを使って操作できる機能は、以下の要件の少なくとも 1 つを満たす。

ダウンイベントがない
機能を実行する目的でポインタのダウンイベントを使用していない。
Abort or Undo
機能を完了させる目的にはアップイベントを使用し、かつ機能の完了前にを中止する、又は機能の完了後に元に戻すためのメカニズムが利用できる。
アップイベントで戻すことができる
アップイベントによって、先行したダウンイベントの結果を元に戻すことができる。
必要不可欠
ダウンイベントによって機能を完了させることが必要不可欠である。

達成基準 2.5.3 ターゲットのサイズ§

(レベル AAA)

ポインタ入力ターゲットのサイズが 44 × 44 CSS ピクセル以上である。ただし、以下の場合は例外とする。

同等のものが存在する
そのターゲットと同等のリンク又はコントロールが同じページに 44 × 44 CSS ピクセル以上のサイズで存在する。
インラインである
そのターゲットが文章又はテキストブロック内に存在する。
ユーザエージェントのコントロールである
ターゲットのサイズがユーザエージェントによって定められており、かつコンテンツ制作者が変更していない。
必要不可欠
そのターゲットを特定の方法で提示することが、情報伝達にとって必要不可欠である。

達成基準 2.5.4 入力メカニズム非依存§

(レベル AAA)

プラットフォームで提供されている入力モダリティの使用を、ウェブコンテンツが制限しない。ただし、その制限が必要不可欠な場合、コンテンツのセキュリティのために必要な場合、又はユーザ設定を尊重するうえで必要な場合は例外とする。

Guideline 2.6 Additional sensor inputs§

Ensure that device sensor inputs are not a barrier for users.

達成基準 2.6.1 動作による起動§

(レベル A)

デバイスの動作やユーザの動作で操作できる機能が、ユーザインタフェース コンポーネントでも操作でき、かつ予期しない起動を防ぐために動作への反応を無効化することができる。ただし、以下の場合は例外とする。

サポートされたインタフェース
動作は機能を操作するためにアクセシビリティ サポーテッドなインタフェースを通じて用いられる。
必要不可欠
その動作が機能にとって必要不可欠であり、これを無効化すればアクティビティを無効化してしまう。

達成基準 2.6.2 表示の向き§

(レベル AA)

コンテンツが、その表示及び操作を縦向き (ポートレート) 又は横向き (ランドスケープ) などの単一の向きに制限しない。ただし、その表示の向きが必要不可欠な場合は例外とする。

注記

単一の表示の向きが必要不可欠な例としては、銀行の小切手、ピアノのアプリケーション、プロジェクタやテレビ向けのスライド、バイナリディスプレイ表示が適用されないバーチャルリアリティのコンテンツなどが挙げられる。

3. 理解可能 §

情報及びユーザインタフェースの操作は理解可能でなければならない。

ガイドライン 3.1 読みやすさ§

テキストのコンテンツを読みやすく理解可能にすること。

達成基準 3.1.1 ページの言語§

(レベル A)

それぞれのウェブページのデフォルトの自然言語がどの言語であるか、プログラムによる解釈が可能である。

達成基準 3.1.2 一部分の言語§

(レベル AA)

コンテンツの一節、又は語句それぞれの自然言語がどの言語であるか、プログラムによる解釈が可能である。ただし、固有名詞、技術用語、言語が不明な語句、及びすぐ前後にあるテキストの言語の一部になっている単語又は語句は除く。

達成基準 3.1.3 一般的ではない用語§

(レベル AAA)

慣用句及び専門用語を含めて、一般的ではない、又は限定された用法で使われている単語、又は語句の、明確な定義を特定するメカニズムが利用できる。

達成基準 3.1.4 略語§

(レベル AAA)

略語の元の語、又は意味を特定するメカニズムが利用できる。

達成基準 3.1.5 読解レベル§

(レベル AAA)

固有名詞や題名を取り除いた状態で、テキストが前期中等教育レベルを超えた読解力を必要とする場合は、補足コンテンツ又は前期中等教育レベルを超えた読解力を必要としない版が利用できる。

達成基準 3.1.6 発音§

(レベル AAA)

文脈において、発音が分からないと単語の意味が不明瞭になる場合、その単語の明確な発音を特定するメカニズムが利用できる。

ガイドライン 3.2 予測可能§

ウェブページの表示や挙動を予測可能にすること。

達成基準 3.2.1 フォーカス時§

(レベル A)

いずれのユーザインターフェイス コンポーネントも、フォーカスを受け取ったときにコンテキストの変化を引き起こさない。

達成基準 3.2.2 入力時§

(レベル A)

ユーザインタフェース コンポーネントの設定を変更することが、コンテキストの変化を自動的に引き起こさない。ただし、利用者が使用する前にその挙動を知らせてある場合を除く。

達成基準 3.2.3 一貫したナビゲーション§

(レベル AA)

ウェブページ一式の中にある複数のウェブページ上で繰り返されているナビゲーションのメカニズムは、繰り返されるたびに相対的に同じ順序で出現する。ただし、利用者が変更した場合は除く。

達成基準 3.2.4 一貫した識別性§

(レベル AA)

ウェブページ一式の中で同じ機能を有するコンポーネントは、一貫して識別できる。

達成基準 3.2.5 要求による変化§

(レベル AAA)

コンテキストの変化は利用者の要求によってだけ生じるか、又は、そのような変化を止めるメカニズムが利用できる。

達成基準 3.2.6 ステータス変更§

(レベル AA)

マークアップ言語を使って実装されたコンテンツでは、ステータスメッセージは、役割 (role) 又はプロパティを通してプログラムによる解釈が可能であり、フォーカスを受けとらなくても支援技術によってユーザに提示することができる。

編集者注

ワーキンググループでは、複雑なゲームのシナリオにおけるこの達成基準の実行可能性と適用可能性についてのコメントを募集している。

ガイドライン 3.3 入力支援§

利用者の間違いを防ぎ、修正を支援すること。

達成基準 3.3.1 エラーの特定§

(レベル A)

入力エラーが自動的に検出された場合は、エラーとなっている箇所が特定され、そのエラーが利用者にテキストで説明される。

達成基準 3.3.2 ラベル又は説明§

(レベル A)

コンテンツが利用者の入力を要求する場合は、ラベル又は説明文が提供されている。

達成基準 3.3.3 エラー修正の提案§

(レベル AA)

入力エラーが自動的に検出され、修正方法を提案できる場合、その提案が利用者に提示される。ただし、セキュリティ又はコンテンツの目的を損なう場合は除く。

達成基準 3.3.5 ヘルプ§

(レベル AAA)

状況に応じたヘルプが利用できる。

達成基準 3.3.6 エラー回避 (すべて)§

(レベル AAA)

利用者に情報の送信を要求するウェブページでは、次に挙げる事項のうち、少なくとも一つを満たしている

取消
送信を取り消すことができる。
チェック
利用者が入力したデータの入力エラーがチェックされ、利用者には修正する機会が提供される。
確認
送信を完了する前に、利用者が情報の見直し、確認及び修正をするメカニズムが利用できる。

4. 堅牢 (robust) §

コンテンツは、支援技術を含む様々なユーザエージェントが確実に解釈できるように十分に堅牢 (robust) でなければならない。

ガイドライン 4.1 互換性§

現在及び将来の、支援技術を含むユーザエージェントとの互換性を最大化すること。

達成基準 4.1.1 構文解析§

(レベル A)

マークアップ言語を用いて実装されているコンテンツにおいては、要素には完全な開始タグ及び終了タグがあり、要素は仕様に準じて入れ子になっていて、要素には重複した属性がなく、どの ID も一意的である。ただし、仕様で認められているものを除く。

注記

開始及び終了タグに重要な記号が欠けている場合、例えば、タグを閉じる山括弧がない、又は属性値の引用符が一致していない場合は、完全とはいえない。

達成基準 4.1.2 名前 (name) ・役割 (role) 及び値 (value)§

(レベル A)

すべてのユーザインタフェース コンポーネント (フォームを構成する要素、リンク、スクリプトが生成するコンポーネントなど) では、名前 (name) 及び役割 (role) は、プログラムによる解釈が可能である。又、状態、プロパティ、利用者が設定可能な値はプログラムによる設定が可能である。そして、支援技術を含むユーザエージェントが、これらの項目に対する変更通知を利用できる。

注記

この達成基準は、主に独自のユーザインタフェース コンポーネントを開発、又はスクリプトで実装するコンテンツ制作者に向けたものである。例えば、標準的な HTML のコントロールを仕様に沿って使用していれば、既にこの達成基準を満たしていることになる。

5. 適合§

この節では、WCAG 2.1 への適合に関する要件を列挙する。又、任意である適合表明の作成方法に関する情報も提供する。最後に、アクセシビリティ サポーテッドとは何かを説明する。なぜならば、適合においては技術のアクセシビリティ サポーテッドな使用方法だけに依存することができるからである。アクセシビリティ サポーテッドという概念については、Understanding Conformance でさらに詳しい説明がある。

5.1 規定実装要件§

WCAG 2.1 の主要な内容は規定であり適合表明を満たす要件を定義する。入門用資料、附録、「規定ではない」と示された節、図、事例と注記は参考情報 (規定ではない)である。規定ではない資料は、ガイドラインの解釈を手助けする参考情報を提供するが適合表明を満たす要件は提示しない。

キーワード「してもよい(MAY)」、「しなければならない(MUST)」、「してはならない(MUST NOT)」、「推奨されない(NOT RECOMENDED)」、「推奨される(RECOMMENDED)」、「すべきである(SHOULD)」、及び「しないほうがよい(SHOULD NOT)」は、[RFC2119]に述べられているように解釈される。

5.2 適合要件§

ウェブページが WCAG 2.1 に適合するためには、以下に挙げるすべての適合要件を満たしていなければならない:

5.2.1 適合レベル§

以下に挙げる適合レベルの一つを完全に満たしていること。

  • レベル A (適合の最低レベル) で適合するには、ウェブページがレベル A 達成基準のすべてを満たすか、又は適合している代替版を提供する。
  • レベル AA で適合するには、ウェブページはレベル A 及びレベル AA 達成基準のすべてを満たすか、又はレベル AA に適合している代替版を提供する。
  • レベル AAA で適合するには、ウェブページがレベル A、レベル AA、及びレベル AAA 達成基準のすべてを満たすか、又はレベル AAA に適合している代替版を提供する。
注記

ウェブページは、記載したレベルでのみ WCAG 2.1 に適合できるが、コンテンツ制作者は、その適合レベルよりも高いレベルの達成基準の達成状況を (表明の中で) 示すことを推奨される。

注記

コンテンツの中には、レベル AAA 達成基準のすべてを満たすことのできないものもあるため、サイト全体の一般的な方針としてレベル AAA での適合を要件とすることは推奨されない。

5.2.2 ウェブページ全体§

適合 (及び適合レベル) はウェブページ全体に対するもののみであり、ウェブページの一部が除外されている場合には適合にならない。

注記

適合の判断をするときに、例えば、詳細な説明又は映像の代替の提示のように、代替となるものがそのページから直接得られる場合は、ページのコンテンツの一部に対する代替コンテンツはそのページの一部であるとみなされる。

注記

コンテンツ制作者が制御できないコンテンツがあるために適合できないウェブページについては、部分適合に関する記述を行うことを検討するとよい。

注記

ウェブページ全体には、さまざまな画面サイズ向けに自動的に生成される個々のウェブページのバリエーションを含む。ウェブページ全体が適合するためには、個々のバリエーションが適合するか、適合する代替バージョンが必要である。

5.2.3 プロセス全体§

ウェブページプロセスを提示する一連の流れのウェブページ群 (つまり、ある目的を達成するために完了させる必要のある一連の手順) に含まれる場合、そのプロセス中のすべてのウェブページが指定したレベル又はそれ以上のレベルで適合している (もし、プロセス中のウェブページが一つでも特定のレベル又はそれ以上のレベルに適合していない場合、そのレベルに適合できない)。

あるオンラインストアには、製品を選択して購入するための一連のウェブページがある。このプロセスに含まれるあるウェブページが適合するためには、最初から最後 (支払い) までのすべてのウェブページが適合していなければならない。

5.2.4 技術のアクセシビリティ サポーテッドな使用方法だけ§

達成基準を満たすために、用いる技術アクセシビリティ サポーテッドな使用方法だけに依存している。アクセシビリティ サポーテッドではない方法で提供されている情報又は機能は、アクセシビリティ サポーテッドな方法でも利用できる(Understanding accessibility support を参照)。

5.2.5 非干渉§

技術アクセシビリティ サポーテッドではない方法で用いられている場合、又は適合しない方法で用いられている場合、利用者がウェブページの他の部分へアクセスすることを妨げていない。加えて、全体としてウェブページは、以下のそれぞれの条件の下で適合要件を満たしていること:

  1. 依存していない技術がユーザエージェントで有効になっているとき
  2. 依存していない技術がユーザエージェントで無効になっているとき、及び
  3. 依存していない技術がユーザエージェントでサポートされていないとき

さらに、適合するために依存していないコンテンツも含めて、ページ上のすべてのコンテンツには以下の達成基準が適用される。なぜならば、これらを満たしていないことにより、ページの利用を妨げる可能性があるためである。

  • 1.4.2 - 音声制御
  • 2.1.2 - フォーカス移動
  • 2.3.1 - 3 回の閃光、又は閾値以下、及び
  • 2.2.2 - 一時停止、停止、非表示
注記

もし、あるページが適合できないならば (例えば、適合のテストページや事例のページの場合)、そのページを適合の範囲、あるいは、適合表明の範囲に含めることはできない。

事例を含む、より詳細な情報は、Understanding Conformance Requirements を参照。

5.3 適合表明 (任意) §

適合は、ウェブページに対してのみ定義されている。しかし、適合表明は 1 ページ、一連のウェブページ群、又は複数の関連するウェブページに対して行ってもよい。

5.3.1 適合表明の必須要素§

適合表明は、必須ではない。コンテンツ制作者は、適合表明をしなくても、WCAG 2.1 に適合することができる。しかし、もし適合表明をする場合には、その適合表明には以下の情報が含まれていなければならない:

  1. 表明
  2. ガイドライン名、バージョン、及び URI "Web Content Accessibility Guidelines 2.1 at https://www.w3.org/TR/WCAG21/" In WCAG 2.0 this was a dated URI, which may need to be adjusted when this becomes a Rec.
  3. 満たしている適合レベル: (レベル A、AA、又は AAA)
  4. 対象となるウェブページに関する簡潔な説明: 例えば、サブドメインも表明の対象に含まれているかどうかも含む、表明の対象となっている URI のリスト。

    注記

    表明において、ウェブページはリストを用いて表してもよいし、すべての URI を含む表現を用いて表してもよい。

    注記

    顧客がウェブサイト上でインストールするまで URI が存在しないウェブベースの製品がある。その場合、その製品はインストールされると適合した状態になる、といった記述をすることができる。

  5. 依存しているウェブコンテンツ技術のリスト
注記

適合のロゴを使用するとその表明であるとみなされ、上記の適合表明の必須要素を明示しなければならない。

5.3.2 適合表明の任意要素 §

上記の適合表明の必須要素に加えて、利用者のために追加で情報を提供することを検討する。追加する情報として推奨するものを以下に挙げる:

  • 表明した適合レベルよりも上の適合レベルで満たしている達成基準のリスト。この情報は、利用者が使用できる形式で提供すべきで、機械的に読み取れるメタデータが好ましい。
  • 使用しているが適合には依存していない技術のリスト。
  • コンテンツを試験するのに用いた、支援技術を含むユーザエージェントのリスト。
  • 機械可読メタデータで提供される、コンテンツのアクセシビリティ特性のリスト。
  • アクセシビリティを向上させるために達成基準を超えて追加で施した措置に関する情報。
  • 依存している技術を示したリストの機械的に読み取れるメタデータ版。
  • 適合表明の機械的に読み取れるメタデータ版。
注記

より多くの情報や適合表明の事例は、Understanding Conformance Claims を参照。

注記

適合表明内でのメタデータの使用に関する詳細な情報は、Understanding Metadata を参照。

5.4 部分適合に関する記述 - 第三者によるコンテンツ§

場合によっては、制作後にコンテンツが追加されるようにウェブページが作成される。例えば、電子メールのプログラム、ブログ、利用者がコメントを追加できる記事、又は利用者がコンテンツを提供できるようなアプリケーションである。その他の例としては、複数の提供者から集めたコンテンツで構成されるポータルやニュースサイトのページや、又は動的に挿入される広告のように、他の情報源からその時々にコンテンツが自動的に挿入されるサイトが挙げられる。

これらの場合、最初に掲載した時点では、そのページにおける制御できないコンテンツがどのようなものになっていくか分からない。制御できないコンテンツが、制御できるコンテンツのアクセシビリティにも影響を及ぼす可能性があることに注意することが重要である。そのような場合、次の二つの方法から選択する:

  1. 適合の判定は、分かる範囲で下すことができる。もしこの種のウェブページが監視されていて 2 営業日以内に修正される (適合していないコンテンツが削除されるか、適合するように修正される) ならば、外部から寄稿されたコンテンツにおける不具合のうち、発見後に修正又は削除できるものを除いて判定又は適合表明ができるので、そのページは適合している。適合していないコンテンツを監視及び修正できない場合は、適合表明を行うことはできない。

    又は、

  2. 適合していないページが特定の部分を除けば適合できる場合、「部分適合に関する記述」ができる。そのような場合の記述は、「このページは適合していないが、制御されていない情報源に起因する以下の部分を除けば、WCAG 2.1 にレベル X で適合していることになる。」というような形式になる。さらに、部分適合の記述に記載される制御できないコンテンツについては、次の条件に当てはまる必要がある。

    1. コンテンツ制作者が制御できるコンテンツではない。
    2. 利用者が識別できるように、記載されている (例えば、該当箇所が明確に示されない限り、「私たちが制御できない部分すべて」という記載をすることはできない)。

5.5 部分適合に関する記述 - 言語§

ページが適合していないが、そのページ上で用いられている (すべての) 言語においてアクセシビリティ サポートがあれば適合するような場合には、「言語による部分適合に関する記述」ができる。そのような場合の記述形式は、「このページは適合していないが、もし以下の言語においてアクセシビリティ サポートがあれば、WCAG 2.1 にレベル X で適合していることになる。」というようになる。

6. 用語集§

略語 (abbreviation)

単語、語句、又は名称の短縮形で、その略語が言語の一部になっていないもの。

注記

これは、頭文字語及び頭字語を含む:

  1. 頭文字語は、その名称あるいは語句に含まれる単語や音節の頭文字による、名称あるいは語句の短縮形である。

    注記

    すべての言語で定義されているわけではない。

    SNCF は、フランス語の頭文字語で、フランス国有鉄道の Societe Nationale des Chemins de Fer の頭文字を含んでいる。

    ESP は、"extrasensory perception"の頭文字語である。

  2. 頭字語は、(名称や語句の中の) 頭文字あるいは他の単語の一部から作られた省略形で、一つの単語のように発音されることがあるものである。

    NOAA は、米国の "National Oceanic and Atmospheric Administration" の頭文字による頭字語である。

注記

頭文字語だったものを社名として採用している会社がある。そのような場合、その会社の新しい社名はその文字列であるにすぎず (例: Ecma)、その単語はもはや略語とは考えられない。

アクセシビリティ サポーテッド (accessibility supported)

利用者の支援技術と、ブラウザ及びその他のユーザエージェントにあるアクセシビリティ機能でサポートされていること。

あるウェブコンテンツ技術 (あるいは、ある技術の機能) の使用方法がアクセシビリティ サポーテッドであると認められるためには、そのウェブコンテンツ技術 (あるいは、機能) について、次の 1.と 2.の両方が満たされていなければならない:

  1. そのウェブコンテンツ技術の使用方法が、利用者の支援技術によりサポートされていなければならない。これは、その技術の使用方法が、そのコンテンツの自然言語における利用者の支援技術との相互運用性について検証されていることを意味する。

    かつ

  2. そのウェブコンテンツ技術には、アクセシビリティ サポーテッドで、利用者が利用できるユーザエージェントがなければならない。これは、少なくとも次の 4 つのうち一つを満たしていることを意味する:

    1. その技術が (HTML や CSS のように)、広く配布されているアクセシビリティ サポーテッドなユーザエージェントに標準でサポートされている。

      又は、

    2. その技術が、広く配布されているアクセシビリティ サポーテッドなプラグインでサポートされている。

      又は、

    3. そのコンテンツが、大学あるいは企業内ネットワークのような閉じた環境で利用できるものであり、その技術に必要とされていて、その組織で使用されているユーザエージェントがアクセシビリティ サポーテッドである。

      又は、

    4. その技術をサポートするユーザエージェントが、アクセシビリティ サポーテッドであって、次のようにダウンロードあるいは購入できる:

      • 障害のある人に障害のない人よりも時間や労力がかかるようなことはなく、かつ
      • 障害のある人も障害のない人と同じくらい容易に探して入手することができる。
注記

WCAG Working Group ならびに W3C は、あるウェブ技術のある特定の使用方法がアクセシビリティ サポーテッドであると分類するために、そのウェブ技術の特定の使用方法に対して、どの支援技術によるどれだけのサポートが必要なのかを定めない(Level of Assistive Technology Support Needed for "Accessibility Support"を参照)。

注記

そのウェブ技術に依存しておらず、適合要件 4 及び適合要件 5 が満たしている場合は、そのウェブ技術をアクセシビリティ サポーテッドではない方法で用いることができる。

注記

ウェブ技術がアクセシビリティ サポーテッドな方法で用いられている場合、その技術全体、又はその技術の使用方法すべてがアクセシビリティ サポーテッドであるということを暗に示すわけではない。ほとんどの技術は、HTML を含めてアクセシビリティ サポーテッドではない機能、又は使用方法が少なくとも一つある。ウェブページが WCAG に適合するのは、依存する技術のアクセシビリティ サポーテッドな使用方法を用いて WCAG の要件を満たしている場合だけである。

注記

複数のバージョンを有するウェブコンテンツ技術を挙げる際は、アクセシビリティ サポーテッドなバージョンを特定すべきである。

注記

コンテンツ制作者が技術のアクセシビリティ サポーテッドな使用方法を見つける方法の一つは、アクセシビリティ サポーテッドであることが文書化されている使用方法の資料を参考にすることである(Understanding Accessibility-Supported Web Technology Uses を参照)。コンテンツ制作者、企業、技術ベンダー、あるいはその他の者が、ウェブコンテンツ技術のアクセシビリティ サポーテッドな使用方法を文書化してもよい。しかし、文書中の技術の使用方法すべては、前述のアクセシビリティ サポーテッドなウェブコンテンツ技術の定義を満たしていなければならない。

時間依存メディアに対する代替コンテンツ (alternative for time-based media)

時間依存の視覚的及び聴覚的情報を正しい順序で説明したテキストを含み、あらゆる時間依存のインタラクションによる結果を得る手段を提供している文書。

注記

同期したメディアのコンテンツを作るために用いられる脚本は、編集が終了した最終版の同期したメディアを正確に描写した脚本に修正されている場合だけ、この定義を満たす。

ほとんどの利用者にとって曖昧 (ambiguous to users in general)

リンク、及びリンクと同時に利用者に提供されているウェブページのどの情報からも、そのリンクの目的を判断できない (すなわち、障害がない閲覧者でも、そのリンクを動作させるまで、そのリンクが何をするのか分からない)。

「注目すべき輸出品のひとつはグァバです」という文中にある「グァバ」という単語がリンクになっている。そのリンク先は、グァバの定義、グァバの輸出量を挙げる図表、又はグァバを収穫している人々の写真のいずれにもなり得る。リンクを動作させるまで、すべての利用者が確信を持てないため、障害のある人が不利な立場に置かれることはない。

ASCII アート (ASCII art)

文字やグリフの空間的配置によって作られた図画 (典型的には、ASCIIで定義されている95の印字可能文字から作られる)。

(この文書で用いられている) 支援技術 (assistive technology (as used in this document))

ユーザエージェントとして機能する、又は主流のユーザエージェントと一緒に機能するハードウェア及び/あるいはソフトウェアで、主流のユーザエージェントで提供されている機能以上の機能を、障害のある利用者の要求を満たすために提供するもの。[mark]

注記

支援技術が提供する機能としては、代替の提示 (例: 合成音声や拡大表示したコンテンツ)、代替入力手法 (例: 音声認識)、付加的なナビゲーション又は位置確認のメカニズム、及びコンテンツ変換 (例: テーブルをよりアクセシブルにするもの) などを挙げることができる。

注記

支援技術は、API を利用、監視することで、主流のユーザエージェントとデータやメッセージのやりとりをすることが多い。

注記

主流のユーザエージェントと支援技術との区別は、絶対的なものではない。多くの主流のユーザエージェントは、障害者を支援する機能を提供している。基本的な差異は、主流のユーザエージェントが障害のある人もない人も含めて、広く多様な利用者を対象にしているのに対し、支援技術は、特定の障害のある利用者という、より狭く限られた人たちを対象にしているということである。支援技術により提供される支援は、対象とする利用者に特化した、よりニーズに適したものである。主流のユーザエージェントは、プログラムオブジェクトからのウェブコンテンツの抽出、マークアップの識別可能な構造への解釈といった、重要な機能を支援技術に対して提供する場合がある。

この文書の文脈において重要な支援技術としては、以下のものが挙げられる:

  • 画面拡大ソフト及びその他の視覚的な表示に関する支援技術。視覚障害、知覚障害、及び読書困難などの障害のある人が、レンダリング後のテキスト及び画像の視覚的な読みやすさを改善するために、テキストのフォント、サイズ、間隔、色、音声との同期などを変更するのに使用している。
  • スクリーンリーダー。全盲の人がテキスト情報を合成音声あるいは点字で読み取るために使用している。
  • 音声変換ソフトウェア。認知障害、言語障害、及び学習障害のある人が、テキストを合成音声に変換するために使用している。
  • 音声認識ソフトウェア。何らかの身体障害のある利用者が使用することがある。
  • 代替キーボード。特定の身体障害のある人がキーボード操作をシミュレートするのに使用している (ヘッドポインタ、シングルスイッチ、呼気・吸気スイッチ、及びその他の特別な入力デバイスを使った代替キーボードを含む)。
  • 代替ポインティングデバイス。特定の身体障害のある人がマウスポインタとボタンの動きをシミュレートするのに使用している。
音声 (audio)

音の再生技術。

注記

音声には、合成して作られたもの (音声合成を含む)、実世界の音を収録したもの、又はその両方が含まれる。

音声解説 (audio description)

主音声のトラックだけでは理解できない重要で視覚的な詳細を説明するために、音声トラックに追加されたナレーション。

注記

映像の音声解説は、動作、登場人物、場面の変化、画面上のテキスト、及びその他の視覚的なコンテンツに関する情報を提供する。

注記

標準的な音声解説では、ナレーションが会話の合間に挿入される。(拡張音声解説も参照。)

注記

映像情報のすべてが既存の音声ですでに提供されている場合、補足の音声解説は不要である。

注記

video description" や "descriptive narration" とも呼ばれる。訳注: 日本語では「音声ガイド」とも呼ばれる。

音声しか含まない (audio-only)

音声のみを含んだ、時間に依存する提示 (映像やインタラクションを含まない)。

点滅 (blinking)

注意を引く意図で、二つの視覚的な状態を交互に切り替えること。

注記

閃光も参照。ある程度の面積をもち、ある程度の明るさ、特定の頻度で点滅するものは、閃光に分類されることもありうる。

テキストブロック (blocks of text)

一文よりも長いテキスト。

CAPTCHA

コンピュータと人間とを判別する完全自動化されたチューリングテスト (Completely Automated Public Turing test to tell Computers and Humans Apart) の頭文字語。

注記

CAPTCHA のテストは多くの場合、利用者に対し、不明瞭な画像又は音声ファイルによって提示されたテキストを入力するよう求める。

注記

チューリングテストは、人間とコンピュータを区別することを目的としたテストの仕組みである。その名は、高名なコンピュータ科学者のアラン チューリングにちなんでいる。この用語は、カーネギーメロン大学の研究者たちによる造語である。[CAPTCHA]

キャプション (captions)

そのメディアのコンテンツを理解するのに必要な、会話及び会話でない音声情報に対する、同期した視覚、又はテキストによる代替

注記

キャプションは会話のみの字幕と似ているが、会話の内容だけを伝えるのではなく、その番組の内容を理解するために必要な効果音、音楽、笑い声、話者の特定、位置などを含む、会話でない音声情報と同等の内容も伝える点が異なる。

注記

クローズドキャプションは、音声情報と同等の内容で、プレーヤーによっては表示/非表示を切り替えることができるものを指す。

注記

オープンキャプションは、非表示にできないキャプションである。例えば、キャプションが同等の視覚化された文字画像映像に埋め込まれている場合である。

注記

キャプションは、映像に含まれる情報を分かりにくくしたり遮ったりすべきではない。

注記

国によっては、キャプションは "subtitle" と呼ばれている。訳注: subtitle には、「字幕」の意がある。日本では、キャプションのことを一般に字幕と呼ぶことが多い。

注記

音声解説にキャプションをつけることもできるが、つける必要はない。なぜなら、音声解説は既に視覚的に提示されている情報の説明だからである。

コンテキストの変化 (changes of context)

ウェブページのコンテンツにおける大きな変化で、利用者が気づかないと、ウェブページ全体を一度に見ることのできない利用者を混乱させる恐れのあるもの。

状況の変化には次に挙げるものの変化が含まれる:

  1. ユーザエージェント
  2. ビューポート
  3. フォーカス
  4. ウェブページの意味を変えるコンテンツ
注記

コンテンツの変化が、必ずコンテキストの変化になるとはかぎらない。アウトラインの展開、動的なメニュー、又はタブの切替などのコンテンツの変化は、それが上記のいずれか (例: フォーカス) を変更しないかぎり、状況を変化させるとは限らない。

新しいウィンドウを開くこと、フォーカスを異なるコンポーネントへ移動させること、新しいウェブページへ移動すること (新しいウェブページへ移動したかのように思わせてしまうことも含む)、又はウェブページの内容を大きく再配置することなどは、コンテキストの変化の事例である。

適合 (conformance)

与えられた規格、ガイドライン、あるいは仕様のすべての要件を満たすこと。

適合している代替版 (conforming alternate version)

以下の事項を満たす版のことを指す:

  1. 指定されたレベルで適合しており、かつ
  2. 同じ情報及び機能のすべてを同一の自然言語で提供しており、かつ
  3. 不適合コンテンツと同時に更新されていて、かつ
  4. 以下に挙げる事項のうち少なくとも一つを満たしていること:

    1. アクセシビリティ サポーテッドメカニズムを用いて、不適合ページから適合版へ到達できる。もしくは、
    2. 不適合版に到達できるのは、適合版からのみである。
    3. 不適合版に到達できるのは、適合版に到達するメカニズムも提供している適合ページからのみである。
注記

この定義において、「到達できるのは……からのみ」とは、利用者が適合版から来ていない限り、不適合ページに「到達する」 (読み込む) のを防ぐ条件付きリダイレクトのような何らかのメカニズムがある、ということを意味する。

注記

代替版は、元のページと一対一で対応している必要はない (例えば、適合している代替版は複数のページであってもよい)。

注記

複数の言語版が利用できる場合、各言語版に対して、適合している代替版を提供する必要がある。

注記

様々な技術環境、又は利用者層に対応するために、複数の代替版を提供してもよい。この場合、各版は可能なかぎり適合したものでなければならず、適合要件 1 を満たすためには、そのうちの一つの版が完全に適合したものでなければならない。[mark]

注記

不適合版と同じように自由に利用可能であるかぎり、適合している代替版は、適合宣言の範囲に含まれている必要はなく、同一のウェブサイト上で提供されている必要もない。

注記

代替版は、元のページを補助して理解を高める補足コンテンツと混同されないようにすべきである。

注記

コンテンツ内で利用者が設定を行うことで適合版が作り出される仕組みは、その利用者の設定に用いられている手法がアクセシビリティ サポーテッドであるかぎり、代替版への到達メカニズムとして条件を満たしているといえる。

Understanding Conforming Alternate Versions を参照。

コンテンツ (ウェブコンテンツ) (content (Web content))

ユーザエージェントによって利用者に伝達される情報及び感覚的な体験。コンテンツの構造提示、及びインタラクションを定義するコードやマークアップを含む。

コンテキストに応じたヘルプ (context-sensitive help)

そのとき実行されている機能に関する情報を提供するヘルプのテキスト。

注記

明解なラベルは、コンテキストに応じたヘルプとして機能しうる。

コントラスト比 (contrast ratio)

(L1 + 0.05) / (L2 + 0.05) ここでは、

  • L1 は、明るいほうの色の相対輝度である。そして、
  • L2 は、暗いほうの色の相対輝度である。
注記

コントラスト比は、1~21 の範囲になりうる (通常は、1:1~21:1 と記述される)。

注記

コンテンツ制作者は、テキストのレンダリング (例: フォントのスムージングやアンチエイリアス) に関する利用者の設定を制御できないため、アンチエイリアスをオフにした状態でテキストのコントラスト比を評価してもよい。

注記

達成基準 1.4.3 及び 1.4.6 の目的上、コントラストは通常の使用においてテキストがレンダリングされるときに指定されている背景色に対して測定する。もし背景色の指定がない場合は、背景色には白を想定する。

注記

背景色は、テキストが通常の使用においてレンダリングされるときに背景となるコンテンツの色として指定された色である。テキストの色は指定されているが背景色が指定されていない場合、利用者のデフォルトの背景色は未知であり、コントラストが十分かどうかを評価することができないため、問題がある。同じ理由で、背景色が指定されているがテキストの色が指定されていない場合も問題がある。

注記

文字の周囲に縁取りがある場合、その縁取りがコントラストを強めることもあり、文字とその背景色におけるコントラストの計算に用いられる。文字の周囲の細い縁取りは文字として扱われる。文字の周囲の太い縁取りが、光彩のようになって、文字の内側の細部を塗りつぶしていれば、背景色として考慮されることになる。

注記

WCAG に適合しているか判断する場合は、典型的な提示において隣接するであろうと制作者が想定するコンテンツで指定された色の組み合わせについて評価しなければならない。制作者は、ユーザエージェントによる色の変更などのように通常とは異なる提示を考慮する必要はない。ただし、それが制作者のコードによって起こる場合は除く。

正しく読む順序 (correct reading sequence)

コンテンツの意味を変更せずに、単語や段落が提示される順序。

CSS ピクセル (CSS pixel)

約 0.0213 度の視野角。

CSS ピクセルは、CSS におけるすべての長さ及び測定のための規範的な測定単位である。この単位は密度非依存で、ディスプレイに存在する実際のハードウェアピクセルとは異なる。ユーザエージェント及びオペレーティングシステムは CSS ピクセルが、ディスプレイの物理的な寸法と予想される視距離 (コンテンツ制作者は決定できない要因) を考慮した CSS Values and Units Module Level 3 reference pixel [css3-values] にできるだけ沿うように設定されていることを確認すべきである。

ダウンイベント (down-event)

ポインタのトリガが押された時に生じるプラットフォームイベント。

ダウンイベントは、プラットフォームによっては「タッチスタート」や「マウスダウン」などの異なる名称で呼ばれる場合がある。

緊急 (emergency)

健康、安全や財産を守るために直ちに行動をとる必要のある、突然で予期されなかった状況あるいは出来事。

必要不可欠 (essential)

もし取り除いてしまうと、コンテンツの情報あるいは機能を根本的に変えてしまい、かつ、適合する他の方法では情報及び機能を実現できない。

拡張音声解説 (extended audio description)

映像を一時停止することで追加の説明を付加するための時間を確保し、視聴覚プレゼンテーションに付加した音声解説。

注記

この達成方法は、追加の音声解説がないと映像の意味が損なわれてしまい、かつ会話やナレーションの合間が短すぎる場合だけに用いられる。

閃光 (flash)

相対輝度の交互の変化で、ある程度の面積と特定の頻度によって、一部の人の発作を誘発する恐れがあるもの。

注記

許容されない閃光の種類に関する情報は、一般閃光閾値及び赤色閃光閾値を参照。

注記

点滅も参照。

機能 (functionality)

利用者の操作により実現可能なプロセス及び結果。

一般閃光閾値及び赤色閃光閾値 (general flash and red flash thresholds)

次のいずれかに該当していれば、連続した閃光、又は急速に変化する画像の連続は、閾値を下回っている (すなわち、コンテンツは基準を満たしている) ことになる:

  1. あらゆる 1 秒間において、一般閃光及び/又は赤色閃光は 3 回以下である。もしくは、
  2. 一般的な閲覧距離で、同時に生じている閃光が占める領域の合計が、画面上のどの視野 10 度においても、合計 0.006 ステラジアン (画面上の視野 10 度の 25%) よりも多くを占めていない。

ここで:

  • 一般閃光とは、暗いほうの相対輝度が 0.80 未満であるときの、最大相対輝度の 10%以上の相対輝度の交互の変化のことである。ここでいう「交互の変化」とは、増加した後に減少する、又は減少した後に増加するものを指す。そして、
  • 赤色閃光とは、彩度の高い赤色を含んだ交互の遷移のことである。

例外: ホワイトノイズ又は 1 辺が (典型的な閲覧距離における視野の) 0.1 度未満の市松模様のように、細かくて整っている模様の閃光は、閾値を超えることにはならない。

注記

一般的なソフトウェアやウェブコンテンツでは、コンテンツを 1024 × 768 ピクセルの解像度で閲覧している際の画面上での 341 × 256 ピクセルの矩形が、標準的な画面サイズ及び画面からの距離 (例: 22~26 インチの距離で、15~17 インチの画面) における視野角 10 度に該当する (同じコンテンツでも高解像度のディスプレイでは小さく安全になるので、閾値を定めるには低解像度が用いられている)。

注記

遷移とは、相対輝度 (赤色閃光の相対輝度/色) の計測値を時間軸でプロットしたときの隣接する山と谷の間における相対輝度 (赤色閃光の相対輝度/色) の変化である。閃光は、ひと組の逆方向の遷移から成る。

注記

「彩度の高い赤色を含む相反する遷移の組合せ」の現時点での定義は、各遷移に含まれる状態の一方又は双方とも、R / (R+G+B) >= 0.8 で、(R-G-B) × 320 の値の変化が双方の遷移において 20 より大きい (ただし、(R-G-B) × 320 が負の値になるときはゼロとする)。R、G、B の値は、相対輝度 の定義で定められているように 0~1 の範囲である。[HARDING-BINNIE]

注記

ビデオの画面キャプチャから分析を行うツールを利用できる。しかし、閃光があらゆる 1 秒間の間隔において 3 回以下であれば、ツールでこの条件を満たしているかどうかを確認する必要はない。コンテンツは自動的に条件を満たしたことになるからである (上記 1.及び 2.を参照)。

自然言語 (human language)

人間とコミュニケーションをとるための言語で、話される、書かれる、又は (視覚的あるいは触覚的な手段で) 手話にされるもの。

注記

手話も参照。

慣用句 (idiom)

個々の単語の意味からはその意味を推測できず、特定の単語を変えると意味が通じなくなる言い回し。

注記

慣用句は、単語単位で直接翻訳すると、その (文化的あるいは言語特有の) 意味が通じなくなる。

英語では、"spilling the beans" (豆をこぼす) は「秘密を漏らす」という意味である。しかし、"knocking over the beans" (豆をひっくり返す) や"spilling the vegetables" (野菜をこぼす) は同じ意味にはならない。

日本語では、「さじを投げる」という言い回しは、逐語訳では "he throws a spoon"となるが、「どうすることもできずに諦める」という意味である。

オランダ語では、"Hij ging met de kippen op stok"は、逐語訳すれば「彼はニワトリとねぐらについた」となるが、「彼は早く寝た」という意味である。

文字画像 (image of text)

特定の視覚的効果を得るために非テキスト形式 (例えば画像) でレンダリングされたテキスト。

注記

テキスト以外の部分が重要な視覚的コンテンツである場合、画像に含まれるテキストは該当しない。

写真に写っている人の名札にある人名。

参考情報 (informative)

情報提供を目的としており、適合するために必須ではないもの。

注記

適合に必須の内容は、「規定」と呼ばれる。

入力エラー (input error)

利用者が入力した情報で、受け付けられないもの。

注記

以下のものが含まれる:

  1. そのウェブページでは必須であるが、利用者が入力しなかった情報
  2. 利用者が入力したが、要求されたデータ形式あるいは値ではない情報
専門用語 (jargon)

特定の分野の人々が特定の用法で用いる単語。

固定キーという用語は、支援技術やアクセシビリティの分野における専門用語である。

キーボードインタフェース (keyboard interface)

キーストローク入力を取得するためにソフトウェアが用いるインタフェース。

注記

標準ではキーボードが存在しない技術であっても、キーボードインタフェースによって、利用者がキーストローク入力をプログラムに提供できる。

注記

タッチスクリーンを搭載している PDA には、外部キーボードへのコネクタとあわせて、そのオペレーティングシステムに組み込まれたキーボードインタフェースがある。PDA 上のアプリケーションはそのインタフェースを用いて、外部キーボード、あるいは手書き解釈プログラムや「キーボードエミュレーション」機能付きの音声テキスト変換アプリケーションのような擬似キーボード出力を提供する他のアプリケーションのいずれかからキーボード入力を取得することができる。

注記

マウスキーのようなキーボード操作によるマウスエミュレータによるアプリケーション (又は、そのアプリケーションの一部) の操作は、キーボードインタフェースからの操作とは見なさない。なぜならば、この場合、プログラムの操作は、キーボードインタフェースからではなく、そのポインティングデバイス インタフェースからの入力によって行われるからである。

キーボードショートカット (keyboard shortcut)

1 つ以上のキーを押すことによる、動作のトリガーの代替手段

ラベル (label)

テキスト、又はテキストによる代替を伴うコンポーネントで、ウェブコンテンツ内のコンポーネントを識別するために利用者に提示されているもの。

注記

名前 (name)は隠されていて支援技術に対してだけ明らかにされる場合がある一方で、ラベルはすべての利用者に提示される。多くの場合 (すべてではないが)、名前 (name) とラベルは同じである。

注記

ラベルという用語は、HTML における label 要素だけに限定されない。

サイズの大きな (テキスト) (large scale (text))

少なくとも 18 ポイント、又は 14 ポイントの太字。あるいは、中国語、日本語、及び韓国語 (CJK) のフォントは、それと同等の文字サイズ。

注記

特別に細い線のフォント、又は文字の形が分かりにくくなるような独特の見た目や特徴のあるフォントは、コントラストが低い場合に特に読みづらい。

注記

ここでいう文字サイズは、コンテンツが提供される際のサイズであり、利用者によるサイズ変更は含まれない。

注記

利用者が目にする文字の実際のサイズは、コンテンツ制作者が指定したサイズと利用者のディスプレイあるいはユーザエージェントの設定の両方に依存している。多くの主流となっている本文テキストで用いられるフォントにおいて、14 ポイントと 18 ポイントは、1.2em と 1.5em、又は、 (本文フォントが 100%であると仮定して) デフォルトサイズの 120%と 150%に、おおよそ同等である。しかし、制作者は、使用する特定のフォントについて、このことをチェックしておく必要がある。フォントが相対単位で定義されている時、実際に表示される文字サイズのポイント数は、ユーザエージェントによって計算される。この達成基準について評価する時には、文字サイズのポイント数は、ユーザエージェントから取得されるべきであり、又はユーザエージェントが行うフォントの計算基準に基づいて計算するべきである。ロービジョンの利用者については、自分で適切な設定を選択することを想定している。

注記

フォントサイズを指定せずにテキストを用いる際は、サイズを指定していないテキストに対して主要ブラウザで用いられる最小のフォントサイズをそのテキストのサイズとみなすのが妥当であろう。もし、レベル 1 の見出しが、主要なブラウザで 14 ポイントの太字あるいはそれ以上のサイズでレンダリングされるならば、それは「サイズの大きな」テキストであると考えてよい。相対的な拡大縮小は、同様の方法でそのデフォルトのサイズから算出することが可能である。

注記

半角の英数字のテキストにおける 18 ポイント及び 14 ポイントのサイズは、拡大印刷の最小サイズ (14 ポイント) と標準的な大きい文字サイズ (18 ポイント) に基づいている。例えば、CJK 言語のようなその他の文字については、「同等な」サイズはその言語での拡大印刷の最小サイズと拡大印刷でその次に大きな標準のサイズとなる。訳注: 日本語の全角文字の場合は、拡大教科書普及推進会議 第一次報告「第2章 拡大教科書の標準的な規格について」に基づき、22 ポイント又は 18 ポイントの太字を「同等な」サイズとみなすのが妥当である。

法律行為 (legal commitments)

法的に拘束力のある義務あるいは利益が発生する取引。

結婚許可証、株取引 (金銭上及び法的)、遺言、ローン、採用、軍隊への入隊登録、あらゆる契約、など

リンクの目的 (link purpose)

ハイパーリンクを動作させたときに得られる結果の本質。

ライブ (live)

現実の出来事から取り込まれ、放送遅延以上の遅延なく受け手に送信される情報。

注記

放送遅延は、短時間の (通常は自動的な) 遅れで、例えば放送局に放送のタイミング[queue→cue]の調整や音声 (又は映像) の検閲のための時間を与えるものだが、意味のある編集ができるほどのものではない。

注記

もし情報が完全にコンピュータで生成されたものならば、それはライブではない。

前期中等教育レベル (lower secondary education level)

6 年間の学校教育卒業の後に始まり、初等教育の開始から 9 年後に終わる、2 年、又は 3 年の教育期間。

注記

この定義は、"International Standard Classification of Education" [UNESCO]に基づいている。

メカニズム (mechanism)

結果を得るためのプロセス又は手法。

注記

メカニズムは、コンテンツ内で明示的に提供されることもあれば、プラットフォーム又は支援技術を含むユーザエージェントで提供されるものに依存することもある。

注記

メカニズムは、宣言する適合レベルのすべての達成基準を満たさなければならない。

メディアによるテキストの代替 (media alternative for text)

テキストで (直接又はテキストによる代替によって) 既に提示されている情報以上のものを提示していないメディア。

注記

メディアによるテキストの代替は、テキストを代替する提示の恩恵を受ける人たちのために提供される。テキストの代替メディアになりうるのは、音声しか含まないメディア、映像しか含まない (手話の映像を含む) メディア、又は音声付映像メディアである。

モーションアニメーション (motion animation)

動いているような錯覚やスムーズに移動しているように感じさせるために作る、状態と状態の間にステップを加えること。

例えば、別の場所に移動したりサイズが変わる要素はアニメーションしていると考えられる。推移せずに即座に表示される要素は、アニメーションを用いていない。モーションアニメーションには、色、ぼかし又は不透明度の変更は含まれない。

編集者注

This term is at risk.

名前 (name)

ソフトウェアが、ウェブコンテンツのコンポーネントを利用者に識別させることができるテキスト。

注記

ラベルはすべての利用者に提示される一方で、名前 (name) は隠されていて、支援技術に対してだけ明らかにされる場合もある。多くの場合 (すべてではないが)、ラベルと名前 (name) は同じである。

注記

これは、HTML の name 属性とは関係がない。

順を追ってナビゲート (navigated sequentially)

キーボードインタフェースを用いて (一つの要素から次へ) フォーカスを移動するために、定義された順序でナビゲートすること。

非テキストコンテンツ (non-text content)

プログラムによる解釈が可能な文字の並びではないコンテンツ、又は文字の並びが自然言語においても何をも表現していないコンテンツ。

注記

これには、 (文字による図画である) ASCII アート、顔文字、 (文字を置き換える) リートスピーク、文字を表現している画像が含まれる。

規定 (normative)

適合に必須なもの。

注記

この文書には、様々な明確な方法で適合することができる。

注記

参考情報」又は「規定ではない」とされている内容は、適合のために必須ではない内容である。

全画面表示のウィンドウで (on a full-screen window)

最も普及したサイズのデスクトップやラップトップのディスプレイで、ビューポートを最大化した状態。

注記

利用者は一般的にコンピュータを数年間使い続けるので、評価の際は、最新のデスクトップやラップトップの画面解像度を基準にするのではなく、数年間にわたって普及したデスクトップやラップトップの画面解像度を考慮するのが望ましい。

一時停止 (paused)

利用者の要求により停止し、利用者の要求があるまで再開しない。

ポインタ入力 (pointer input)

マウス、ペン、タッチ接触のように、画面上の特定の (1 つ又は複数の) 地点を指すことができる入力デバイス。

Pointer Events pointer の定義も参照[pointerevents]。

収録済 (prerecorded)

ライブではない情報。

提示 (presentation)

利用者が知覚できる形式でコンテンツをレンダリングすること。

初等教育レベル (primary education level)

5~7 歳の間に始まる 6 年間の教育で、その前には教育を受けた期間がない場合もある。

注記

この定義は、"International Standard Classification of Education" [UNESCO]に基づいている。

プロセス (process)

ある活動を完了させるために必要な利用者の一連の動作。

ショッピングサイト上の一連のウェブページで目的を果たすためには、利用者が選択肢となりうる製品、価格及び内容を閲覧した後、製品を選択して注文し、配送先情報及び支払情報を入力する必要がある。

アカウント登録ページでは、登録フォームにアクセスする前にチューリングテストに成功する必要がある。

プログラムによる解釈 (プログラムによる解釈が可能) (programmatically determined (programmatically determinable))

支援技術を含む様々なユーザエージェントが抽出でき、利用者に様々な感覚モダリティで提示できるような形のデータがコンテンツ制作者によって提供されたとき、そのデータがソフトウェアによって解釈されること。

注記

マークアップ言語で、一般に入手可能な支援技術が直接アクセスできる要素と属性から解釈される。

注記

非マークアップ言語の技術特有のデータ構造から解釈され、一般に入手可能な支援技術がサポートするアクセシビリティ API を通じて支援技術に提供される。

プログラムによる解釈が可能なリンクのコンテキスト (programmatically determined link context)

リンクとの関係性からプログラムによる解釈が可能であり、リンクテキストと結びつけることができ、様々な感覚モダリティで利用者に提示することができる付加的情報。

HTML では、英語で記述されたリンクからプログラムによる解釈が可能な情報には、そのリンクと同じ段落、リスト、又はテーブルのセルにあるテキスト、あるいはリンクのあるテーブルのセルと関連付けられたテーブルの見出しセルにあるテキストなどがある。

注記

スクリーンリーダーは句読点を解釈するので、フォーカスが文中のリンクにある場合は、その文からコンテキストを提供することも可能である。

プログラムによる設定 (programmatically set)

支援技術を含むユーザエージェントがサポートしている手法を用いて、ソフトウェアによって設定されること。

純粋な装飾 (pure decoration)

見栄えのためだけのもので、情報は提供せず、機能性も備えていないもの。

注記

テキストが純粋な装飾といえるのは、単語を並べ替え、又は置き換えても意図が変わらないときだけである。

背景にとても淡い文字で単語がランダムに並んでいる辞書の表紙。

リアルタイムのイベント (real-time event)

a) 閲覧と同時に発生し、b) コンテンツによる生成だけでは完結しないイベント。

ライブパフォーマンスのウェブ放送 (閲覧と同時に発生していて、収録済ではない)。

人々が入札するオンラインのオークション (閲覧と同時に発生している)。

アバターを用いたバーチャルな世界での、生身の人間のやりとり (コンテンツによる生成だけで完結するものではなく、閲覧と同時に発生する)。

領域 (region)

コンテンツの知覚可能、プログラムによる解釈が可能なセクション

注記

HTML では、landmark ロールが指定されたあらゆるエリアは領域になる。

編集者注

This term is at risk.

関係性 (relationships)

コンテンツの異なる部分間における意味のあるつながり。

相対輝度 (relative luminance)

最も暗い黒を 0 に、最も明るい白を 1 に正規化した色空間内の任意の点の相対的な明るさ。

注記

sRGB 色空間においては、色の相対輝度は、L = 0.2126 * R + 0.7152 * G + 0.0722 * B と定義されており、RG 及び B は以下のように定義される:

  • RsRGB <= 0.03928 の場合 R = RsRGB/12.92 、そうでない場合 R = ((RsRGB+0.055)/1.055) ^ 2.4
  • GsRGB <= 0.03928 の場合 G = GsRGB/12.92 、そうでない場合 G = ((GsRGB+0.055)/1.055) ^ 2.4
  • BsRGB <= 0.03928 の場合 B = BsRGB/12.92 、そうでない場合 B = ((BsRGB+0.055)/1.055) ^ 2.4

そして、RsRGB、GsRGB、及び BsRGB は、次のように定義される:

  • RsRGB = R8bit/255
  • GsRGB = G8bit/255
  • BsRGB = B8bit/255

^ という記号は、指数演算子である(計算式は、[sRGB] 及び [IEC-4WD]を参考にしている)。

注記

ウェブコンテンツを閲覧するのに今日用いられているほとんどすべてのシステムは、sRGB 符号化を前提としている。コンテンツを処理して表示するのに他の色空間が用いられているのでなければ、コンテンツ制作者は sRGB 色空間を用いて計算するべきである。もしその他の色空間を用いるのであれば、Understanding Success Criterion 1.4.3 を参照。[mark]

注記

表示時にディザリングが発生する場合は、元の色の値が用いられる。元々ディザリングがかけられている色については、用いられている色の平均値を用いるべきである (R の平均値、G の平均値、及び B の平均値)。

注記

コントラストと閃光を検証する際に、この計算を自動で行うツールが利用できる。

注記

MathML version of the relative luminance definition も参照できる。[mark]

依存されている (技術) (relied upon (technologies that are))

その技術が無効になっている場合、又はサポートされていない場合に、コンテンツが適合できないこと。

役割 (role)

ウェブコンテンツに含まれるコンポーネントの機能を、ソフトウェアが識別するために用いることができるテキストや数字。

画像の機能が、ハイパーリンク、コマンドボタン、又はチェックボックスのどれなのかを示している数字。

同じ機能 (same functionality)

使うと同じ結果が得られること。

あるウェブページ上にある "search" ボタンと他のウェブページ上にある "find" ボタンは、どちらもキーワードを入力するテキストフィールドがあり、そのウェブサイトにある入力されたキーワードに関係のあるコンテンツをリスト表示する。この場合、同じ機能を有しながらも、ラベルは一貫していないことになる。

相対的に同じ順序 (same relative order)

他の項目との相対位置が同じ。

注記

当初の順序に対して、別の項目が挿入、又は削除されていたとしても、項目は相対的に同じ順序になっていると考えられる。例えば、展開するナビゲーションメニューに詳細な追加階層が挿入される、又は、読みの順序の途中に副次的なナビゲーション部分が挿入されることがある。

達成基準を満たす (satisfies a success criterion)

ページに適用した際、その達成基準が 'false' と判定されないこと。

セクション (section)

一つ以上の関連する話題、又は考えについて書かれたコンテンツの自己完結している部分。

注記

セクションは一つ以上の段落から成ることがあり、画像、表、リスト、及びサブセクションを含むこともある。

ウェブページ一式 (set of Web pages)

共通の目的を共有し、同じコンテンツ制作者、グループ、又は組織により制作されたウェブページの集合。

例には複数のウェブページにまたがる発行物が含まれ、各ページには 1 つの章又はその他の重要なセクションが含まれる。論理的に発行物は 1 つの連続した単位であり、ウェブページ一式へのアクセスを可能にするナビゲーション機能を有する。

注記

他言語版は、異なるウェブページ一式と見なされることもある。

手話 (sign language)

意味を伝えるために、手と腕の動き、顔の表情又は身振りなどの組み合わせを用いる言語。

手話通訳 (sign language interpretation)

ある言語、通常は発話された言葉を、手話に訳すこと。

注記

手話は、本来、同じ国や地域で話されている言葉とは関係がない独立したものである。

シングルポインタ (single pointer)

シングルタップやクリック、ダブルタップやクリック、長押し及びパスを基点としたジェスチャーを含む、画面と 1 つの接点で動作するポインタ入力

特定の感覚的な体験 (specific sensory experience)

純粋な装飾ではなく、かつ重要な情報の伝達、又は機能の提供を主目的としない感覚的な体験。

フルートのソロ演奏、視覚芸術の作品などが例として挙げられる。

状態 (state)

ユーザーのアクション又は自動プロセスに応答して変化し得るユーザインタフェースコンポーネントの特性を表現する動的特性。

状態はコンポーネントの性質に影響を与えないが、コンポーネントやインタラクションの可能性に関連付けられているデータを表す。例えば、フォーカス、ホバー、選択、プレス、チェック、訪問済/未訪問、展開/折りたたみなどがある。

編集者注

This term is at risk.

ステータスメッセージ (status message)

コンテキストの変化ではなく、コンテンツにおける変化で、アクションの成否又は結果、アプリケーションの処理待ち状態、プロセスの進捗、又はエラーの存在に関する情報をユーザに提供する。

構造 (structure)
  1. ウェブページの各部を相互の関係性によりまとめる方法論。及び、
  2. 一連のウェブページをまとめる方法論。
スタイル属性 (style properties) [mark]

ユーザエージェントがコンテンツ要素をレンダリングする際の (画面、音声スピーカー、点字ディスプレイなどを介する) 提示方法を値によって指定する属性。(フォント、カラー、サイズ、位置、パディング、音量、合成音声の韻律など)

スタイル属性には、起源がいくつか考えられる。

  • ユーザエージェントのデフォルトのスタイル: コンテンツ制作者やユーザがスタイルを指定しない場合は、ユーザエージェントのデフォルトのスタイル属性が使用される。ウェブコンテンツ技術には、デフォルトの提示方法を指定しているものとしていないものがある。
  • コンテンツ制作者のスタイル: コンテンツ制作者がコンテンツの一部として設定するスタイル属性 (インラインスタイル、コンテンツ制作者のスタイルシートなど)。
  • ユーザーのスタイル: ユーザーが設定するスタイル属性 (ユーザエージェントのインタフェース設定やユーザーのスタイルシートなど)。
補足コンテンツ (supplemental content)

元のコンテンツを説明、又はより明確にするために付加されたコンテンツ

ウェブページの音声版。

複雑なプロセスを示したイラスト。

調査研究でなされた主要な成果及び提言を要約する段落。

同期したメディア (synchronized media)

情報を提示するために、他のフォーマットと同期した音声もしくは映像、又は時間に依存するインタラクティブな構成要素と同期した音声又は映像。ただし、そのメディアがメディアによるテキストの代替であって、メディアによる代替であることが明確にラベル付けされているものは除く。[mark]

ターゲット (target)

ユーザインタフェース コンポーネントのインタラクティブな領域のような、ポインタアクションを受け入れるディスプレイの領域

2 つ以上のタッチターゲットが重なっている場合、重なっているターゲットが同じアクションを実行するか、同じページを開く場合を除いて、重なっているエリアを含めてターゲットのサイズを測定するべきでない。

(ウェブコンテンツ) 技術 (technology (Web content))

ユーザエージェントがどのようにレンダリング、再生、又は実行するかを符号化するメカニズム

注記

このガイドラインで用いられている「ウェブ技術」及び (単独で用いられている) 「技術」という用語は、どちらもウェブコンテンツ技術を指す。

注記

ウェブコンテンツ技術には、マークアップ言語、データ形式、及びプログラム言語などがあり、これらをコンテンツ制作者が単独で、又は組み合わせて用いることによって、静的なウェブページや同期したメディアによる提示、さらには動的なウェブアプリケーションに至るまでの様々なエンドユーザ体験を作ることができる。

注記

ウェブコンテンツ技術のよくある事例としては、HTML、CSS、SVG、PNG、PDF、Flash、 JavaScript などがある。

テキスト (text)

プログラムによる解釈が可能な文字の並びで、自然言語で何かを表現しているもの。

テキストによる代替 (text alternative)

非テキストコンテンツとプログラムで関連付けられるテキスト。又は非テキストコンテンツとプログラムで関連付けられるテキストから参照されるテキスト。プログラムで関連付けられたテキストとは、その場所を、非テキストコンテンツからプログラムによる解釈が可能なテキストである。

チャートの画像があり、その直後の段落にテキストによる説明がある。チャートに対する短いテキストによる代替で後に説明があることを示している。

注記

より詳細な情報は、Understanding Text Alternatives を参照。

アップイベント (up-event)

ポインタのトリガ刺激が解除されたときに生じるプラットフォームイベント。

アップイベントは、プラットフォームによっては「タッチエンド」や「マウスアップ」などの異なる名称で呼ばれている場合がある。

一般的ではない、又は限定された用法で使われている (used in an unusual or restricted way)

そのコンテンツを正しく理解するために、どの定義で使われているのかを利用者が正確に知る必要があるような使われ方をしている言葉。

"gig" という用語は、音楽コンサートの話の中で使われている場合、コンピュータのハードディスクドライブの容量に関する記事とは違うことを意味するが、適切な定義は文脈から判断できる。それに対して、「テキスト」という言葉は、WCAG 2.1 では非常に特定された意味で使われており、その定義が用語集で提供されている。

ユーザエージェント (user agent)

ウェブコンテンツを取得して利用者に提示するあらゆるソフトウェア。

ウェブブラウザ、メディアプレーヤ、プラグイン、及びその他のプログラム。その他のプログラムには、ウェブコンテンツの取得、レンダリング、やり取りを支援する支援技術を含む。

利用者が制御可能 (user-controllable)

利用者によってアクセスされることを意図したデータ。

注記

これは、インターネットのログや検索エンジンの監視データのようなものは指していない。

ユーザアカウントのための氏名と住所のフィールド。

ユーザインタフェース コンポーネント (user interface component)

コンテンツの一部分で、特定の機能を実現するための単一のコントロールとして利用者が知覚するもの。

注記

複数のユーザインタフェース コンポーネントが、単一のプログラム要素で実装されることもある。ここでいうコンポーネントは、プログラムの手法と結びついたものではなく、利用者が別々のコントロールとして知覚するものを指す。

注記

ユーザインタフェース コンポーネントには、フォーム要素、リンクだけでなく、スクリプトで生成されるコンポーネントが含まれる。

注記

ここでの「コンポーネント」又は「ユーザインタフェース コンポーネント」は、「ユーザインターフェース要素」とも呼ばれる。

アプレットには、コンテンツ内を行単位、ページ単位、又はランダムアクセスで移動するために用いられる「コントロール」がある。これらには、いずれも名前 (name) を割り当て、個別に設定できるようにする必要があるため、それぞれが「ユーザインタフェース コンポーネント」となる。

ユーザーの無操作 (user inactivity)

ユーザーがいかなる操作も行わない時間が続くこと。

そのトラッキングの方法は、ウェブサイトやアプリケーションによって決定される。

映像 (video)

写真や画像を動かしたり、連続して表示したりする技術。

注記

映像はアニメーション、実写、もしくはその両方で構成され得る。

映像しか含まない (video-only)

映像のみを含んだ、時間に依存する提示 (音声やインタラクションを含まない)。

ビューポート (viewport)

ユーザエージェントがコンテンツを提示するオブジェクト。

注記

ユーザエージェントは、一つ以上のビューポートでコンテンツを提示する。ビューポートには、ウィンドウ、フレーム、スピーカー、拡大鏡ソフトなどがある。ビューポートは、他のビューポートを含んでいることがある (例えば、入れ子のフレーム)。プロンプト、メニュー、アラートのように、ユーザエージェントが作成するインタフェース コンポーネントは、ビューポートではない。

注記

この定義は、User Agent Accessibility Guidelines 1.0 Glossary [UAAG10]をもとにしている。

視覚的なカスタマイズ (visually customized)

フォント、サイズ、色、及び背景を設定できること。

ウェブページ (Web page)

単一の URI から HTTP で得た埋め込まれていないリソースに加え、レンダリングに使われる、又はユーザエージェントがこのリソースと一緒にレンダリングすることを意図しているその他のあらゆるリソースを合わせたもの。

注記

どのような「その他のリソース」も主たるリソースと一緒にレンダリングされるであろうが、これらのリソースが同時にレンダリングされるとは限らない。

注記

このガイドラインの適合範囲に含まれる対象となるウェブページとみなされるためには、リソースが「埋め込まれていない」リソースでなければならない。

すべての埋め込まれている画像とメディアを含んだウェブリソース。

Asynchronous JavaScript and XML (AJAX) を用いたウェブメールのプログラム。そのプログラム全体は http://example.com/mailに存在しているが、受信箱、アドレス帳、カレンダーがある。リンク又はボタンがあり、それを押すと受信箱、アドレス帳やカレンダーを表示するが、ページのURI は全体を通して変わらない。

カスタマイズ可能なポータルサイトで、利用者が様々なコンテンツモジュールのセットから表示させるコンテンツを選択できるようなもの。

ブラウザで"http://shopping.example.com/"へ行くと、映画のようなインタラクティブなショッピング環境になる。そこでは、視覚的に店内を移動して、店内の棚から商品をドラッグして、目の前にある視覚的な買物カゴに商品を入れる。商品をクリックすると、同時に仕様書が浮き上がるように表示される。これは1ページだけのウェブサイトかもしれないし、ウェブサイトの中のほんの1ページなのかもしれない。

A. Candidate Recommendation Exit Criteria §

The Web Content Accessibility Guidelines Working Group intends to submit this document for consideration as a W3C Proposed Recommendation as soon as the following conditions are met:

  1. At least 10 Web sites[1] that conform to WCAG 2.1 [2] are available, of which:
    • At least eight conform at level AA
    • At least two conform at level AAA;
    • At least one conforming site relies on one platform (Operating system, user agent, assistive technology) with touch screen and small screen support.
  2. At least two implementations [3] exist for each success criterion added in WCAG 2.1 (Success Criteria from WCAG 2.0 do not need new implementations);
  3. Accessibility support documentation [4] is provided such that:
    1. Evidence of successful implementation is available for SC added to WCAG 2.1.
    2. Documentation is provided for at least four platforms (operating system/user agent/assistive technology combinations).
  4. All sufficient techniques listed in Understanding WCAG 2.1 at the end of the Candidate Recommendation period contain test procedures;
  5. The Working Group has responded formally to all issues raised against this document related to any implementation efforts during the Candidate Recommendation period.

[1] The conforming Web sites should be distinct and independently developed, represent diverse types of content including Content Management System (CMS)-generated content, utilize diverse Web technologies including W3C and non-W3C technologies, and have a varied representation of primary languages and scripts. Web applications can be single Web pages; otherwise conformance claims for Web sites should contain a minimum of 5 Web pages. Some success criteria may be satisfied in the conforming Web sites by the absence of applicable content on the Web pages, but Web sites should exhibit positive implementations of a significant number of success criteria at the corresponding level of conformance.

[2] For purpose of WCAG 2.1 implementation testing, conforming sites must actively meet new success criteria introduced in WCAG 2.1 along with relevant success criteria inherited from WCAG 2.0. Sites that only meet all WCAG 2.1 success criteria by virtue of inapplicability are not included. This is to ensure that WCAG 2.1 is actively tested, and the interaction of WCAG 2.1 success criteria with WCAG 2.0 success criteria is tested.

[3] The implementations of success criteria need not be within the conforming Web sites. Note that these implementations must contain content of the type addressed by the individual success criterion, that is, they cannot satisfy the success criteria purely by the absence of applicable content on the Web pages.

[4] In the absence of documentation of accessibility-supported technologies, conforming sites may show evidence by testing with assistive technologies.

Besides these implementations, feedback on implementation and use of this specification is welcome, including from implementations not selected as part of the formal implementation report for exiting Candidate Recommendation.

The implementation report will be publicly released and is intended solely to be used as evidence of WCAG 2.1 implementability as a snapshot of the actual implementation behaviors at one moment in time. These implementations may not be the same as the Web sites available to the public.

Working closely with Web developers, the Working Group expects to receive initial implementations by 28 February 2018 and to show evidence of meeting the exit criteria by 30 March 2018 or soon thereafter.

B. Items at Risk §

As a part of the Candidate Recommendation process, any items that might change or where there may not be implementations can be marked as "at risk." This designation in no way implies that these success criteria are less important to accessibility. It allows the Working Group to take the actions proposed below if needed without publishing a new Candidate Recommendation. If normative changes are made to features that were not marked at risk, the Working Group would publish a new Candidate Recommendation to obtain review of those changes.

The following list shows features that are at risk due to concerns around implementation and testing challenges. There is a need for greater information about this, which is expected to be collected during implementation testing in the Candidate Resolution review period. If testing does not document sufficient implementation of a given feature, it could be removed from the final specification.

In addition to the above features at risk, the following success criteria were identified in the previous Working Draft as expected to be at risk in the Candidate Recommendation, but instead have already been removed because the Working Group did not accept changes needed to address open issues and there is not a consensus-supported version of these Success Criteria to include in WCAG 2.1:

C. Change Log§

The full commit history to WCAG 2.1 is available.

C.1 Substantive changes since the last public working draft§

C.2 Other substantive changes since the first public working draft§

D. 謝辞§

Web Contents Accessibility Guidelines Working Group (WCAG WG) への参加に関する詳細な情報は、ワーキンググループのホームページを参照。

D.1 この文書の作成時にアクティブだった WCAG WG 参加者:§

D.2 以前に活動していた他のWCAG WG参加者およびWCAG 2.0、WCAG 2.1、または関連文書への他の貢献者 §

Paul Adam, Jenae Andershonis, Wilhelm Joys Andersen, Andrew Arch, Avi Arditti, Aries Arditi, Mark Barratt, Mike Barta, Sandy Bartell, Kynn Bartlett, Chris Beer, Charles Belov, Marco Bertoni, Harvey Bingham, Chris Blouch, Paul Bohman, Frederick Boland, Denis Boudreau, Patrice Bourlon, Andy Brown, Dick Brown, Doyle Burnett, Raven Calais, Ben Caldwell, Tomas Caspers, Roberto Castaldo, Sofia Celic-Li, Sambhavi Chandrashekar, Mike Cherim, Jonathan Chetwynd, Wendy Chisholm, Alan Chuter, David M Clark, Joe Clark, Darcy Clarke, James Coltham, Earl Cousins, James Craig, Tom Croucher, Pierce Crowell, Nir Dagan, Daniel Dardailler, Geoff Deering, Sébastien Delorme, Pete DeVasto, Iyad Abu Doush, Sylvie Duchateau, Cherie Eckholm, Roberto Ellero, Don Evans, Gavin Evans, Neal Ewers, Steve Faulkner, Bengt Farre, Lainey Feingold, Wilco Fiers, Michel Fitos, Alan J. Flavell, Nikolaos Floratos, Kentarou Fukuda, Miguel Garcia, P.J. Gardner, Alistair Garrison, Greg Gay, Becky Gibson, Al Gilman, Kerstin Goldsmith, Michael Grade, Karl Groves, Loretta Guarino Reid, Jon Gunderson, Emmanuelle Gutiérrez y Restrepo, Brian Hardy, Eric Hansen, Benjamin Hawkes-Lewis, Sean Hayes, Shawn Henry, Hans Hillen, Donovan Hipke, Bjoern Hoehrmann, Allen Hoffman, Chris Hofstader, Yvette Hoitink, Martijn Houtepen, Carlos Iglesias, Richard Ishida, Jonas Jacek, Ian Jacobs, Phill Jenkins, Duff Johnson, Jyotsna Kaki, Shilpi Kapoor, Leonard R. Kasday, Kazuhito Kidachi, Ken Kipness, Johannes Koch, Marja-Riitta Koivunen, Preety Kumar, Kristjan Kure, Andrew LaHart, Gez Lemon, Chuck Letourneau, Aurélien Levy, Harry Loots, Scott Luebking, Tim Lacy, Jim Ley, Alex Li, William Loughborough, N Maffeo, Mark Magennis, Kapsi Maria, Luca Mascaro, Matt May, Sheena McCullagh, Liam McGee, Jens Oliver Meiert, Niqui Merret, Jonathan Metz, Alessandro Miele, Steven Miller, Mathew J Mirabella, Matt May, Marti McCuller, Sorcha Moore, Charles F. Munat, Robert Neff, Charles Nevile, Liddy Nevile, Dylan Nicholson, Bruno von Niman, Tim Noonan, Sebastiano Nutarelli, Graham Oliver, Sean B. Palmer, Devarshi Pant, Nigel Peck, Anne Pemberton, David Poehlman, Ian Pouncey, Charles Pritchard, Kerstin Probiesch, W Reagan, Adam Victor Reed, Chris Reeve, Chris Ridpath, Lee Roberts, Mark Rogers, Raph de Rooij, Gregory J. Rosmaita, Matthew Ross, Sharron Rush, Joel Sanda, Janina Sajka, Roberto Scano, Gordon Schantz, Tim van Schie, Wolf Schmidt, Stefan Schnabel, Cynthia Shelly, Glenda Sims, John Slatin, Becky Smith, Jared Smith, Andi Snow-Weaver, Neil Soiffer, Mike Squillace, Michael Stenitzer, Diane Stottlemyer, Christophe Strobbe, Sarah J Swierenga, Jim Thatcher, Terry Thompson, Justin Thorp, David Todd, Mary Utt, Jean Vanderdonckt, Carlos A Velasco, Eric Velleman, Gijs Veyfeyken, Dena Wainwright, Paul Walsch, Daman Wandke, Richard Warren, Elle Waters, Takayuki Watanabe, Gian Wild, David Wooley, Wu Wei, Kenny Zhang, Leona Zumbo.

D.3 有効な資金提供者§

この出版物は、当初は契約番号 ED-OSE-10-C-0067 のもとで、現在は契約番号 HHSP23301500054C のもとで米国保健福祉省・障害者自立生活リハビリテーション研究所 (NIDILRR) の政府資金によって一部賄われている。この出版物の内容は、必ずしも米国保健福祉省又は米国教育省の見解や政策を反映するものではなく、また商品名、商用製品、組織の言及は米国政府による支持を意味するものではない。

E. 参考文献§

E.1 引用文書§

[css3-values]
CSS Values and Units Module Level 3. Tab Atkins Jr.; Elika Etemad. W3C. 29 September 2016. W3C Candidate Recommendation. URL: https://www.w3.org/TR/css-values-3/
[pointerevents]
Pointer Events. Jacob Rossi; Matt Brubeck. W3C. 24 February 2015. W3C Recommendation. URL: https://www.w3.org/TR/pointerevents/
[WCAG20]
Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.0. Ben Caldwell; Michael Cooper; Loretta Guarino Reid; Gregg Vanderheiden et al. W3C. 11 December 2008. W3C Recommendation. URL: https://www.w3.org/TR/WCAG20/

E.2 参考文書§

[CAPTCHA]
The CAPTCHA Project. Carnegie Mellon University. URL: http://www.captcha.net/
[HARDING-BINNIE]
Independent Analysis of the ITC Photosensitive Epilepsy Calibration Test TapeHarding G. F. A.; Binnie, C.D..2002.
[IEC-4WD]
IEC/4WD 61966-2-1: Colour Measurement and Management in Multimedia Systems and Equipment - Part 2.1: Default Colour Space - sRGBMay 5, 1998.
[RFC2119]
Key words for use in RFCs to Indicate Requirement Levels. S. Bradner. IETF. March 1997. Best Current Practice. URL: https://tools.ietf.org/html/rfc2119
[sRGB]
A Standard Default Color Space for the Internet - sRGB, Version 1.10. M. Stokes; M. Anderson; S. Chandrasekar; R. Motta.November 5, 1996. URL: https://www.w3.org/Graphics/Color/sRGB.html
[UAAG10]
User Agent Accessibility Guidelines 1.0. Ian Jacobs; Jon Gunderson; Eric Hansen. W3C. 17 December 2002. W3C Recommendation. URL: https://www.w3.org/TR/UAAG10/
[UNESCO]
International Standard Classification of Education. 1997. URL: http://www.unesco.org/education/information/nfsunesco/doc/isced_1997.htm
[WAI-WEBCONTENT]
Web Content Accessibility Guidelines 1.0. Wendy Chisholm; Gregg Vanderheiden; Ian Jacobs. W3C. 5 May 1999. W3C Recommendation. URL: https://www.w3.org/TR/WAI-WEBCONTENT/