GitHubのissueで達成方法集-201910とラベル付けされている対象の翻訳作業の進め方の一例です。
このドキュメントは進め方の一例であって、こうしなければならないというものではありません。ここに記した進め方と異なる方法であっても、同じ結果となる翻訳成果物さえ得られればどのような方法であっても構いません。
HTML Diff serviceを用いて、差分を取得します。
waic.jpに翻訳が掲載されているWCAG 2.0 達成方法集の原文であるTechniques for WCAG 2.0と、翻訳作業の対象になっているこのレポジトリーのTechniques for WCAG 2.1とで、差分を取ります。こうすることで、英語で実質的に差分のない箇所は日本語をそのままWCAG 2.0 達成方法集からコピーできます。
ここで説明するURLについては、自分の作業を行うファイル名に読み替えてください。Techniques for 2.0/2.1の原文の差分URLは次のようになります。HTML Diff service「Address of reference document:」に下記の①を、「Address of new document:」に下記の②を入力することで差分URLを生成できます。下記は入力語の差分URLです。
https://services.w3.org/htmldiff?doc1=https%3A%2F%2Fwww.w3.org%2FTR%2F2016%2FNOTE-WCAG20-TECHS-20161007%2FFLASH1.html&doc2=https%3A%2F%2Fwaic.github.io%2Fwcag21%2Ftechniques%2Fflash%2FFLASH1
生成した差分において、例えば「FLASH1: Setting the name property for a non-text object」であれば、先頭の「FLASH1:」以外は変更がないので、WCAG 2.0 達成方法集からの対応箇所の訳で先頭を取り除いた「非テキストオブジェクトに name プロパティを設定する」をそのままコピーして、これから翻訳するFLASH1に貼り付ければよいことがわかります。
また、見出し「Important Information about Techniques」は「達成方法に関する重要な情報」をそのままコピーして貼り付ければよいです。さらにこの見出しの段落は、翻訳文では2.0を2.1に置き換えればよいことがわかります。
@momdoで差分があった箇所を翻訳しますので、その差分のあった部分を無視して置換を行い、Pull Request作成時にコメントでそのことを言及してください。
少しの作業でその差分のある箇所を翻訳できそうであれば翻訳してもらっても構いません。
非常に長くなってしまいましたので、この文書の末尾に移動しました。
見出し「翻訳作業における細かいルール」以降に詳細を記載していますので、そちらを参照してください。
ブランチ master
にPull Requestを行い、レビュワーは@momdoに向けてください。翻訳作業に漏れ(置換漏れ)がないかを確認します。
Pull Request作成の際、2.0と2.1で著しい差異があった場合は、差異があったことをあわせてコメントしてください。
画面右側の設定項目を次のようにしてもらえると嬉しいです:
置換漏れがないことを確認したら、@momdoでマージを行います。マージされればその達成方法の作業は完了です。
GitHub Desktop の使いかた (GitHub 初心者向け)が役に立つと思います(2018年に作成されたなので、一部現在と異なっていることがあります)。
それでもわからない場合は、Slackで質問してください。
先の話ですが、達成方法集の未翻訳のものが翻訳できたら…
というような選択肢が考えられます。言い換えると、WG4としてやることはたくさんあります…みなさまのご協力をお願いいたします。
(2019年11月ミーティング確認済み、2020年4月更新)
<ul id="navigation">
部分についてtitle
属性の値はママとします。要素の内容は翻訳します。
href="G4"
、ARIA1へのリンクは、href="../aria/ARIA1"
となります。href="G4.html"
)、付いていなかったり(例:href="G4"
)しますが、拡張子は原文のママでよいです。原文の英語では、本文(例えばp
要素の中)に改行が入っていますが、日本語訳では改行を入れずに(原文の改行を除去して)翻訳を作成します。
title
要素と、h1
要素のタイトルをあわせるtitle
要素を日本語に置き換え忘れたり、title
要素のタイトルとh1
要素の内容が一致しなかったりということがたまにあります。
接頭辞の違い(「G1: 」など)を除いて同一のタイトルにします。
WCAG 2.0達成方法集には、訳注がついていることがあります。これをWCAG 2.1達成方法集に移植する場合、マークアップを変更する必要があります。
具体的には、
<div xmlns="" class="note"><p class="prefix"><em>訳注:</em>
<!-- 訳注の中身 -->
</p></div>
というものを
<div class="note">
<div role="heading" class="note-title marker" aria-level="3">訳注:</div>
<div>
<p><!-- 訳注の中身 --></p>
</div>
</div>
というようなマークアップに差し替えてください。なお、aria-level
属性は見出しレベルに相当するものなので、セクションの見出しにより1つレベルが下がるような値に変更してください。
例えば、h3
のセクションに訳注が存在する場合、aria-level="4"
と見出しレベルを1つ下げます。
差分が、WCAG 2.0 から 2.1 への変更差分のみの場合は、一括して置換してもらえればよいです。
例
- <p>See <a href="http://www.w3.org/TR/2016/NOTE-UNDERSTANDING-WCAG20-20161007/understanding-techniques.html">Understanding Techniques for WCAG Success Criteria</a> for important information about the usage of these informative techniques and how they relate to the normative WCAG 2.0 success criteria. The Applicability section explains the scope of the technique, and the presence of techniques for a specific technology does not imply that the technology can be used in all situations to create content that meets WCAG 2.0.</p>
+ <p>See <a href="https://www.w3.org/WAI/WCAG21/Understanding/understanding-techniques">Understanding Techniques for WCAG Success Criteria</a> for important information about the usage of these informative techniques and how they relate to the normative WCAG 2.1 success criteria. The Applicability section explains the scope of the technique, and the presence of techniques for a specific technology does not imply that the technology can be used in all situations to create content that meets WCAG 2.1.</p>
+ <p>この達成方法 (参考) の使用法と、この達成方法が WCAG 2.1 達成基準 (規定) とどのように関係するのかに関する重要な情報については、<a href="https://waic.jp/docs/WCAG21/Understanding/understanding-techniques">WCAG 達成基準の達成方法を理解する</a>を参照のこと。適用 (対象) のセクションは、その達成方法の範囲について説明しており、特定の技術に関する達成方法の存在は、その技術があらゆる状況で WCAG 2.1 を満たすコンテンツを作成するために使用できることを意味するものではない。</p>
例
This technique relates to:
これは、次の達成基準に関連する達成方法である:
例 G54
This technique relates to <span><a>Success Criterion X.X.X: Xxxxxx</a></span> (YYYY) .
- この達成基準は、<span><a>達成基準 X.X.X: Xxxxxx</a></span> (YYYY) に関連する。
+ これは<span><a>達成基準 X.X.X: Xxxxxx</a></span> (YYYY) に関する達成方法である。
例 G63
(Sufficient)
(十分な達成方法)
例 G57
(Sufficient using a more specific technique)
(より具体的な手法を用いる十分な達成方法)
例 G9
(Sufficient, together with <a>GXX: Xxxx xxx xxx</a>)
(十分、<a>GXX: XxxX xxx xxx</a>とともに)
例 G9
(Sufficient, together with <a>GXX: Xxxx xxx xxx</a> using a more specific technique)
(十分、より具体的な手法を使用した <a>GXX: XxxX xxx xxx</a>とともに)
例 G62
(Sufficient as a way to meet <a>GXX: Xxx xxx xxx</a>)
(<a>GXX: Xxx xxx xxx</a>の達成方法として十分)
例 G63
(Sufficient as a way to meet an unwritten technique)
(書かれていない達成方法を満たす手段として十分)
※20210617変更 書かれていない達成方法を満たす慣習的な達成方法
例 G127 G139 G141 G156 G162 G200 H2 等
(Advisory)
(参考)
例 G136 G190 SCR38 SVR3 G209 等
This technique is not referenced from any Understanding document.
(この達成方法は、解説書から参照されていない。)